ぐっすり眠って明日も元気に♪RoomClipユーザーさんに聞いた、健康をキープするための“暮しの工夫”
日本最大級の住まいと暮らしのプラットフォーム「RoomClip(ルームクリップ)」がお届けする新連載「ねむりとくらし」。第1回は、RoomClipユーザーのtamabaka1971さん夫妻にインタビュー。家づくりに込められた思いや、快眠のための生活習慣など、いろいろなお話を伺いました!
健康寿命を長くするための家づくり
2020年、夫婦ふたりで住むための家を建てたtamabaka1971さん。こだわりを詰め込んだおうちでの素敵な暮しの様子を、RoomClipに投稿されています。家を建てるきっかけになったのは、「住環境を整えて、健康寿命を長くしたい」という思いでした。
健康寿命とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のこと。「歳をとっても暮しやすく、介護する側、される側お互いが快適に過ごせる」ことを目指したというおうちには、どんな工夫がされているのでしょうか?
「1階は、家の中を車椅子でも動ける動線にしています。トイレは車椅子で入れるように、浴室は介助者も入れるように、どちらも大きめにしました。オプションで手すりをつけて、ドアは引き戸を採用しています。浴室はヒートショック対策にもこだわりました。『家全体の温度差をなくす』ということを考えて設計してもらっています」
段差をなくすだけのバリアフリーではなく、年齢とともに変化する暮しに対応できる家を実現しています。また、寝室のある2階にもトイレを設置したことで、予想外のメリットを経験されたそう。
「私が新型コロナに感染したとき、生活スペースを完全に分けることができたので、妻にうつさずに済んだんです。家を建てる前に住んでいたアパートだったら、隔離はできなかったと思うんですよね。家を建ててよかった、2階にトイレをつくってよかった(笑)、と思いました」
「この家を建ててくれた工務店さんが、珪藻土の塗り壁や無垢の床など、自然素材を豊富に使う会社なんです。だからなのか、家の中の空気が澄んでいて、快適なんですよね」と語るtamabaka1971さん。住宅見学会に一緒に出かけた奥様のyakkoさんも「モデルハウスがとても居心地がよくて、しっくりきたんです」とのこと。将来を見据えて建てた家は、お二人にとってとても居心地の良い場所になっているようです。
生活リズムが異なる二人の快眠ルーティン
健康寿命を長くするためには、健やかな生活習慣が欠かせません。食事や運動はもちろん、「十分な睡眠」も、心と身体の健康を支える大事なポイントです。お仕事の関係で生活リズムが異なるtamabaka1971さん夫妻は、どんなことに気をつけているのでしょうか。
夜勤のあるtamabaka1971さんの場合
「月に7、8回は夜勤がある仕事なので、正直なところ、良い睡眠が取れているとは言えないですね」とtamabaka1971さん。そんな中でも、「ちょっとでも睡眠の質を高めるために」と工夫しているポイントがあるそう。
ひとつめは「寝具」。マットレスと枕を変えたことが大きかったといいます。
「腰を痛めてうつ伏せでしか寝られなかったんですが、良いマットレスにしたら横向きに寝られるようになって。腰痛がだいぶ改善されました」
室内の明るさも、睡眠の質に影響する要因のひとつです。tamabaka1971さんは夜勤明けの明るい時間帯にも睡眠をとるため、窓には遮光生地のプリーツスクリーンを設置。寝室の照明は調光できる間接照明を採用しています。
そして、就寝前のマインドフルネスも習慣化しているそう。
「最初は音楽をかけてやってたんですが、今は慣れてきて、音楽なしでもできるようになりました。時間は5分ぐらい。気持ちがリセットできるんですよ」
18時半に帰宅する奥様のyakkoさんの場合
一方、yakkoさんは、規則的なタイムスケジュールで生活しています。朝お仕事に出かけて夕方に帰ってきたら、ある程度の時間割を決めて動いているそう。
「仕事が定時に終わったら、18時半に家に帰ってきて、食事を終えるのが19時半。それまでにお湯をためておいて、20時におふろに入って、20時半にはストレッチをして、21時から22時の間にはベッドに入る……というのが理想のスケジュールです。8時間は睡眠をとりたいので、そこから逆算して考えている感じですね」
入浴後は、毎日欠かさず「フォームローラーを使った筋膜リリース」をしているというyakkoさん。肩こりなどの筋肉の張りを解消し、睡眠に備えます。
「日中は仕事でほとんど座っているから、肩も腰も凝りやすくて。それで、おふろ上がりにしっかり身体をほぐして、時間があればヨガをしたりしています」
「時間に追い立てられている感じもちょっとあるんですけど、そういう性分なんですよね」と笑うyakkoさんですが、寝る前のリラックスタイムと十分な睡眠時間を確保するために、便利な家電も活用しているそうです。
「食洗機や、時短調理のできるオーブンレンジにはだいぶ助けられています。お魚やお肉をレンジ調理している間にもう1品つくれたりするので、家事の時短になりますし。その分、おふろに入ったりストレッチをしたり、というところに時間がかけられます」
夫婦共通の快眠習慣は「おふろ」
生活リズムが異なるtamabaka1971さん夫妻ですが、共通の快眠習慣は「おふろ」にありました。「お気に入りの入浴剤があるんです。本当にすごく身体が温まって、たくさん汗が出るんですよ」(tamabaka1971さん)「家のおふろなのに、湯気が温泉みたいになるんです(笑)」(yakkoさん)と、夫婦で入浴剤の効果を実感しているそう!
入浴剤のほかにも、シャワーヘッドを変えたり、おふろで使える頭皮マッサージャーを取り入れたりと、それぞれのおふろ時間を楽しんでいます。
「ひとり暮しをしていた頃は『湯船に浸かる』という発想もなかったんですよ。アパートに住んでいるときも、カラスの行水のような感じでした。家を建ててからはおふろを充実させるようになって、生活環境がすごく良くなったと思いますね」
さらに、休日はふらりと銭湯めぐりを楽しむことも。「自宅に露天風呂がほしいぐらい(笑)」というyakkoさんの言葉からも、お二人のおふろに対する気持ちが伝わってきました!
夫婦ふたりで考える、これからのこと
最後に、これからの“理想の暮し”について伺いました。
「体力が続く限りは、仕事も頑張りたいですね。少しずつ夜勤を減らして、朝起きて夜寝る生活に切り替えて、お互いの生活リズムを揃えていきたいとは考えています」(tamabaka1971さん)
「『仕事のストレスを家に持ち込まない』ことが今後の課題です(笑)。夫は気持ちのリセットが得意なんですけど、私は苦手なので。気分の切り替えにおふろを活用するのも、良い方法かもしれませんね」(yakkoさん)
素敵なおうちと暮しの中には、毎日の良質な睡眠を実現するため、そして健やかに楽しく年齢を重ねていくためのヒントがたくさん詰まっていました。今回ご紹介したtamabaka1971さん夫妻のように、自分に合った“ねむり”のアイデアを考えてみませんか?
次回の「ねむりとくらし」では、香りの専門家へのインタビューをお届けします。ぜひお楽しみに!