爆睡できる!?睡眠環境に取り入れたい「ピンクノイズ」を解説

音のエネルギーと周波数が反比例する「ピンクノイズ」は、リラックスして入眠をスムーズにするといわれています。ホワイトノイズより認知度がないため、もしかすると初めてこの言葉を聞く方もいるでしょう。今回のコラムでは、良質な入眠と快眠効果を高めるひとつの一例として、ピンクノイズと温活を掛け合わせた方法を紹介します。
「ピンクノイズ」とは?
さまざまな周波数が含まれているピンクノイズは、例えば雨や川、滝の音といった「自然音」が当てはまるとされています。そしてこのピンクノイズにはリラックス効果があるとされ、睡眠中に流すとより寝つきが良くなり、深い眠りを得られると考えられています。ノイズ(雑音)のなかでも低音域であるため、すべての周波数の音が混ざったノイズ音で知られるホワイトノイズよりも低い音で聴こえるのが特徴。テレビの砂嵐など「ザー」「ゴー」という音が印象的なホワイトノイズに比べて低い音で聴こえるため、気持ちが安定していく効果が期待できることから、リラックスや安眠に良いとされています。
睡眠環境に「ピンクノイズ」を取り入れよう

ピンクノイズは、睡眠中にずっと流し続けると、逆に脳のエネルギーを消耗してしまいます。なるべく脳に負担をかけずに眠るための「ピンクノイズの取り入れ方」は次の通りです。
入眠前にピンクノイズを流し始める
流す時間は30分~1時間程度がベスト
音量は入眠の妨げにならない程度に調整
人によっては、ピンクノイズの中でも何となく耳ざわりの良い音・悪い音があるかもしれません。ピンクノイズの例を参考に、自分に合う音を動画サイトなどで探してみることをおすすめします。比較的落ち着いたノイズ音というイメージです。
川のせせらぎ
強めの雨の音
木や草花が揺れる音
風や波の音
睡眠の質をさらにアップする“ピンクノイズ×温活”

入眠前にピンクノイズを聴いても、それまでの過ごし方や脳が覚醒状態のままでは効果が半減してしまう可能性があります。ピンクノイズ効果をより高めるひとつの方法が、温活との掛け合わせ。「短時間でも湯船につかる」「ストレッチやヨガで身体をほぐす」「スパイスドリンクやハーブティーなどで身体を温める」など、ピンクノイズを流し始める前に温活を取り入れることで、寝るための準備が整い、睡眠の質が高まる効果が期待できます。
普段なかなか寝つけないという方は、この機会にぜひピンクノイズと温活を組み合わせた方法で睡眠環境を整えてみてはいかがでしょうか。
- 温まりかたや体感などには個人差があります。
- 体感や体調にあわせて、入浴時間・ふろ設定温度・ふろ湯量を調節して、無理なくお楽しみください。
参考
・【記憶力も改善!?神経学者や睡眠のエキスパートが推奨】睡眠に役立つ「ピンクノイズ」とは? | ヨガジャーナルオンライン
・睡眠中に「ピンクノイズ」を聞くと記憶の定着と忘却を促進、ついでに心機能も改善 | カラダご医見番 | ダイヤモンド・オンライン