春に起こりやすい睡眠トラブルとは?眠りの質を上げる方法を温活視点で紹介

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心も身体も揺らぎがちな春は、気温や環境の変化によって、睡眠の質が低下しやすい季節です。そこで注目したいのが「温活」。日常に温める習慣を取り入れることで、ぐっすり眠れる夜へと導いてくれます。このコラムでは、春に起こりやすい睡眠トラブルと、その対策を温活の視点からご紹介します。

寒暖差で乱れやすい体内リズム

春は、日中と朝晩の寒暖差が大きく、自律神経のバランスが崩れやすい時期。すごしやすい気候とはいえ、急な気温上昇に対応できず、疲れが溜まりやすくなることもあります。また、進学、入社など新生活が始まり、仕事や生活の変化でストレスを感じるといった自律神経の乱れが睡眠の質に影響を与えることも否定できません。こうした要因が重なることで「寝つきが悪い」「夜中に何度も目が覚める」といったトラブルにつながる可能性が考えられます。

就寝前の「手足冷え」に注意

意外と見落としがちなのが、就寝前の手足の冷え。実は、体がスムーズに入眠するには、深部体温(体の内側の温度)が下がることが必要です。この体温変化の鍵を握るのが「手足の血流」。ところが、春は外気温の不安定さから末端の血行が悪くなりやすく、体温がうまく下がらず寝つきにくくなってしまう場合があります。日中は暖かくても、夜は足先がひんやりすることも多いため、意識的に温めるケアが求められます。

「温活」で眠りの質を底上げ

そこでおすすめしたいのが、日常に「温活」を取り入れること。温活とは、体を内側から温め、血流や代謝を整える習慣であり、睡眠の質を上げるための第一歩として効果的です。温活の定番ですが、おふろはシャワーだけでなく、しっかり湯船に浸かることは、深部体温を一度上げてから緩やかに下げる自然な流れを作り、質の高い眠りを促してくれます。さらに、湯上がりに冷えやすい足元を守るために足裏をマッサージしたり、温かいハーブティーを飲んだりするのもおすすめです。

春の睡眠環境を整えるコツ

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快眠には寝室環境も大切です。春は花粉やほこりが気になる季節でもあるため、空気清浄機の導入やこまめな換気・掃除が◎。また、掛け布団が厚すぎると寝苦しく、薄すぎると冷えの原因に。寝具は通気性と保温性のバランスが取れたものを選びましょう。加えて、春は朝日が早く昇るため、遮光カーテンを使って光の入り方を調整するのもポイントです。

「春眠不覚暁」からの脱却を

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「春眠暁を覚えず」と言われるように、春は眠気を感じやすい季節ではありますが、その原因が睡眠の質の低下だとしたら、見過ごせません。温活によって身体と心の緊張をほどき、深く安らかな睡眠を手に入れることで、朝の目覚めが変わります。心地よく眠り、すっきりとした朝を迎えるために、この春は“温める習慣”を意識してみてはいかがでしょうか。

ノーリツが発信する「おふろカレンダー」には、入浴行動による「睡眠の影響」への気づきをサポートしてくれる睡眠機能があります。スッキリとした目覚めを実現するためにも、この機会にぜひコラム「ねむりとくらし」と併せてチェックしてくださいね。

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  • 温まりかたや体感などには個人差があります。
  • 体感や体調にあわせて、入浴時間・ふろ設定温度・ふろ湯量を調節して、無理なくお楽しみください。

参考

春の睡眠トラブルを防ぐ3つのポイント「光を浴びる」「足首を温める」「足マッサージ」とは? | UP LIFE | 毎日を、あなたらしく、あたらしく。 | Panasonic

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