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辛い食べ物は身体を冷やす?カプサイシン成分のカラクリを解説!
唐辛子をはじめ、辛いものに含まれていることが多い「カプサイシン」。適度な量を食べる分には血行の促進などが期待できますが、過度に食べると逆に身体を冷やしてしまうことがあります。このコラムでは、そのメカニズムを解説。唐辛子を楽しめるおすすめレシピとともに紹介します。
カプサイシンは身体を冷やす?温める?
カプサイシンとは唐辛子に多く含まれる成分で、正式名称は「カプサイシノイド」と呼ばれています。古くから漢方薬に使われ、人々に愛されてきた唐辛子ですが、その効果の中でも特に期待できるのが「身体を温める」という作用。ただし、あまりに食べすぎるとかえって身体を冷やすことにつながる可能性もあるのをご存知でしょうか。
例えば辛いものを食べたとき。汗を掻きやすくなるのは体温が上がるという理由ではなく、カプサイシンが口や皮膚にある感覚神経を刺激して身体が温まっていると錯覚しているためです。身体は体温が上がっていない状態で脳が「暑い」と勘違いをして汗を掻いているのです。
汗を掻くと体温が下がるという人間の体内構造を考えると、唐辛子をたくさん食べて汗を掻く=身体を冷やしてしまう可能性が考えられます。また、身体を冷やす以外にも、食べすぎによって胃腸の粘膜を刺激し、お腹を下してしまうことも。適度な量で楽しむことが、カプサイシンの効果を発揮できる上手な食べ方といえるでしょう。
温活に最適!唐辛子おすすめレシピ
唐辛子に含まれているカプサイシンの発汗作用は身体を冷やす可能性があるとはいえ、適度な量であれば血管を拡張してくれる作用で温活が期待できます。そういう意味では、毎日の食卓に取り入れたい食品でもあります。ここでは、そんな唐辛子を使ったおすすめ料理を毎日グリル部のレシピより紹介します。
やわらか鶏むね肉の油淋鶏
油淋鶏の最後にのせる糸唐辛子は、唐辛子の辛味が強く出ないよう糸状に細かく切ったもの。そのため辛味が苦手な方やお子さまでも食べやすいです。見た目の華やかさもアップできる上、低カロリーの鶏むね肉はたんぱく質も豊富。ヘルシーな一品です。
ガパオライス
唐辛子とともに、さまざまなスパイスを使うガパオライスも温活におすすめのレシピ。風味付けのバジルは、炒めすぎないのがポイントです。最後に目玉焼きを載せれば美味しさも見栄えも格上げすること間違いなし。
身体を冷やす作用と身体を温める作用、どちらもある唐辛子。適切な量を守れば血行促進につながりますので、上手に活用して温活に役立ててくださいね。
- 記載した内容の効果は、個人差があり、記事の内容を保証するものではありません。
- ご自身の体調にあわせて、無理のない範囲でお楽しみください。
参考
@DIME: https://dime.jp/genre/652040/
レタスクラブ: https://www.lettuceclub.net/news/article/134810/
医療法人社団 大本内科クリニック: http://www.omotonaika.com/カプサイシンの効用と注意点