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目的によって使い分け!半身浴と全身浴それぞれのメリット
身体をじっくり温めてくれる「半身浴」とたっぷりのお湯に包まれる「全身浴」。どちらも健康によさそうだけれど、どっちの入浴法が身体にいいのだろう?と、ふと考えたことはありませんか?このコラムは、そんな疑問を解決するべく「半身浴」「全身浴」それぞれのメリットをお伝えします。
どっちが、ではなく目的を考える
半身浴と全身浴について、どちらがいいのか?と比較した場合、「身体にいいのはコチラです」という答えは正直なところありません。半身浴・全身浴それぞれ特徴があり、目的に合った入り方が身体のためになります。ご自身の体調を考慮しつつ、今の自分にとって半身浴・全身浴どちらが向いているか考えていくと、自然に「自分にとってベストな入浴」が見えてくるはずです。
身体にやさしい「半身浴」
全身浴と比べ、半身浴はお湯が少ないため、入浴による身体への負担が軽減されやすくなります。心臓や肺が強くない方、高血圧が気になる方、乳幼児や高齢者は、全身浴より半身浴の方が身体にやさしい入浴としておすすめです。
また、ゆったりのんびりおふろタイムを楽しみたい派も半身浴が向いているタイプ。湯船に浸かって何も考えずリラックスしたいなと思う方は、半身浴の方が気兼ねないでしょう。
- 小さなお子さまや高齢者の方
- 体調があまりよくないとき
- 心臓や肺、血圧に不安があるとき
- ゆっくりおふろに入りたいとき
このような条件に当てはまる方は、全身浴より半身浴の方がお好みに近い入浴法かもしれません。また、半身浴の基本は38〜40℃のぬるめのお湯です。それ以上の湯温にならないよう、注意してくださいね。
おふろの恩恵を浴びるなら「全身浴」
では、肩まで浸かる全身浴はどうでしょうか。全身浴で考えられるメリットは、おふろの作用が発揮されやすいという点です。医学的な視点から考えると、お湯に浸かる作用には「温熱作用」「水圧作用」「浮力作用」と3つに分けて考えることができます。
温熱作用……身体を温め血流がよくなる
水圧作用……水圧がかかることにより脚のむくみ対策になる
浮力作用……お湯による浮力で筋肉がリラックスする
全身浴は肩までたっぷりお湯に浸かれるので、上記のようなおふろ作用が充分に期待できるというわけです。
- 短時間で身体を温めたいとき
- コリやむくみが気になる方
- しっかりと疲れをとりたいとき
- 健康や美容を目的に入浴される方
このような条件に当てはまる方で体調に問題がないという方は、ぜひ全身浴を選んでください。なお、全身浴は身体に負担がかかりやすい入浴です。湯温は41℃以下に設定して浸かってくださいね。
半身浴・全身浴を上手に使い分けよう
半身浴と全身浴それぞれの特徴をお伝えしましたが、自分に合いそうな入浴法はありましたか?入浴は健康におすすめですが、何よりも自分の身体が最優先です。その日の体調をチェックしながら、上手に使い分けて、毎日の健康に役立てましょう。
- あたたまりかたや体感などには個人差があります。
- 体感や体調にあわせて、入浴時間・ふろ設定温度・ふろ湯量を調節して、無理なくお楽しみください。
参考
ノーリツ: https://www.noritz.co.jp/product/onsui_danbou/mist_dryhot/susume/mist02.html
うるおいライフ: https://www.water.city.nagoya.jp/uruoi_life/category/health/3044.html
ウェルナビ: https://www.nisshin.com/welnavi/magazine/detail/index_19.html