おふろの照明OFF!身体をゆっくり温める暗闇×温活の相乗効果でおやすみ夜モード

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家事や育児、仕事で疲れていると、なかなか寝つけない、疲れが取れないという方もいらっしゃると思います。良質な睡眠が得られない状態が続くと、身体の不調をはじめ、病気のリスクが高まることも。このコラムでは、暗闇×温活を取り入れた身体を休める入浴方法について、詳しいやり方をお伝えします。

入浴に期待できる3つの効果

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一般的に入浴で得られる効果は3つあると考えられています。ご存知の方も多いかと思いますが、あらためて温浴効果について見てみましょう。

温熱効果

身体が温まると、血管が拡張し血流が良くなり血液が全身にめぐります。そもそも血液の役目は、血管内の老廃物を回収し、酸素や栄養を全身に行きわたらせること。血液の促進は健康な身体への近道です。

水圧効果

湯船に浸かった時、身体にかかる水圧を静水圧と呼びます。この静水圧がかかるとさらに血流が良くなるのだとか。こうした効果から入浴=温活という認識があるのかもしれません。

浮力効果

湯船に浸かると、筋肉がほぐれます。筋肉がほぐれることで疲れがやわらぐなど相乗効果が期待できます。

暗闇×温活で入浴する方法

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暗闇×温活の入浴方法は、単純に浴室の照明を消した状態で入浴するという方法。暗くなるので、おふろに入る前の段階でふろふたは取り、できるだけ床に何もない状態であることが好ましいです。真っ暗になりすぎる場合は、キャンドルなど小さな光を灯すと、さらなる癒し効果も期待できます。キャンドルを使う場合は、長時間の使用は避け、必ず換気するなど一酸化炭素中毒の予防・防止を徹底してくださいね。

湯船に浸かるときのポイントは、自律神経である副交感神経を優位にすること。39~41℃くらいの湯に浸かるのがオススメとされています。人によって多少の違いはありますが、42℃以上の湯船は血圧と心拍数が上昇しやすく、交感神経が優位になるケースもあるので注意しましょう。お好みの温度は人それぞれだと思いますが、適正な湯温で身体を温めることが大切です。

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入浴のタイミングは、就寝時間の90~120分前におふろから出ていることが目安。入浴により上がった体温は、おふろから出て1時間後くらいから徐々に下がり始めます。というのも、皮膚温度から少しずつ下がり、深部体温が下がるまでに約90分。この深部体温が下がることで眠くなりますので、このタイミングで布団に入るとスムーズに就寝できると考えられています。

普段何気なく入るおふろですが、照明を消すだけでいつもとは違う空間を演出することができます。照明の明るさが交感神経を刺激するケースもあるかと思いますので、癒し・リラックスを重視されたい方もぜひ暗闇モードにして入浴を楽しんではいかがでしょうか。

  • 温まりかたや体感などには個人差があります。
  • 体感や体調にあわせて、入浴時間・ふろ設定温度・ふろ湯量を調節して、無理なくお楽しみください。

参考

毎日を充実させる睡眠の法則11

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