睡眠の質に影響する?「歯ぎしり・食いしばり」の予防ケアは温活がおすすめ

歯を上下で強くこすりつけあう、ギュッとかみしめるといった行動は、無意識に行われるクセ。このコラムでは、睡眠の質にも影響するとされている「歯ぎしり」「食いしばり」の原因や身体に与える影響を解説するとともに、温活を意識した予防ケアを紹介します。
歯ぎしり・食いしばりの原因は?
歯ぎしりや食いしばりの主な原因は、日常生活にあるさまざまな物事からくる「ストレス」といわれています。歯ぎしり・食いしばりを無意識に行うことで、いら立ちや不安などを自己防衛のような形で解消しているとされているのがこのパターン。ストレス以外にも歯並びなどの原因も考えられますが、予防ケアのためには、まずストレスのない日常生活を意識することが重要となります。
歯ぎしり・食いしばりによる身体への影響

この歯ぎしり・食いしばりは、「睡眠の質」だけでなく「歯への負荷」「歯周病悪化」「顎関節症」といったことにも影響するといわれています。実際に歯ぎしり・食いしばりをしているときは、身体に余計な力が入り、緊張状態となっていることも。身体に負荷がかかり、リラックス状態になりにくいといわれています。とりわけ寝ている間は自分でコントロールできない分、気が付かない状態で歯ぎしり・食いしばりとなっていることも。こうした状態が続くと睡眠の質も必然的に下がってしまいます。
温活が歯ぎしり・食いしばりの予防対策

ストレスが主な原因とされる歯ぎしり・食いしばりは、身体を温めほぐすことで、無意識に力を入れてしまう頻度を減らすことが期待できます。
温活ケア①入浴やストレッチで全身の筋肉をほぐす
歯ぎしりや食いしばりは、上半身の筋肉が硬直していると起こりやすいとされています。そのため、全身ストレッチやマッサージは、筋肉を緩める手段として有効です。身体が硬い人、ストレッチが習慣にない人は、入浴時に行うと良いでしょう。
「おふろのじかん」で公開されている「おふろワクワークアウト」の動画では、入浴前・入浴中・入浴後とそれぞれのシーンで実践できるエクササイズやストレッチを紹介しています。単純にストレッチやマッサージを行うだけでも身体は温まりますが、入浴と組み合わせることでより温まりやすくなるので、ぜひ取り入れてみてください。
温活ケア②ホットタオルで上半身をリラックス
歯ぎしり・食いしばりは、顎や肩、頭など主に上半身に負荷がかかっている状態です。顎や頭に温かい蒸しタオルを当てると緊張がやわらぎ、上半身のリラクゼーション効果につながります。
ノーリツが発信する「おふろカレンダー」には、入浴行動による「睡眠の影響」への気づきをサポートしてくれる睡眠機能があります。スッキリとした目覚めを実現するためにも、この機会にぜひコラム「ねむりとくらし」と併せてチェックしてくださいね。
歯ぎしり・食いしばりの基本対策は、全身(とくに上半身)を温めてほぐすことが大切。快眠を目指すためにも、普段から温活を意識して過ごしてくださいね。
- 温まりかたや体感などには個人差があります。
- 体感や体調にあわせて、入浴時間・ふろ設定温度・ふろ湯量を調節して、無理なくお楽しみください。
参考
・歯ぎしり、猫背、頬杖が原因!? 女性に多い「顎関節症」 放っておくと大変なことに… | ライフスタイル | ピカラダ | 飯塚病院