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青い服は涼しく、赤い服は暑くなる?体感温度に影響を与える色の心理効果がすごい!
普段目にする色には、思いがけない効果があるのをご存知でしょうか。視覚に入る色は、人間の心理に働きかけ、同じ気温下にいても体感温度が違うといわれています。このコラムでは、色の取り入れ方によって変わる体感温度を解説。色の心理効果についてお伝えします。
「寒色」「暖色」不思議な色の心理効果
あまり意識する機会が少ない視界からくる体感温度。例えば「暖色」は暖かく、「寒色」は冷たく感じられる性質があるとされ、その効果は想像以上の心理効果が期待されるといわれています。
暖色は、赤やオレンジ、黄色など温かい印象を与える色の種類。イメージで表現すると、活動的・活発的・積極的・元気・活力などの印象を受ける色です。暖色を眺めていると、交感神経が活発化し、体温や血流をアップが期待できるとされています。
寒色は、青や紫など涼しい印象を与える色の種類です。爽やかさ・知的・沈静・落ち着きといった印象を与え、寒色を見ると副交感神経が優位に働いて心拍や血圧を下げ、瞬きの数を減少させる効果が期待できます。寒色をインテリアや洋服に取り入れると心身のリラックスにもつながるとされています。
服やインテリアで体感温度をコントロール
色の心理効果上手に利用すれば、体感温度を上げ下げできます。やり方はとてもシンプル。いつも目にするところから「色」を取り入れるだけです。例えばいつものファッションに、寒色を取り入れれば、視覚から涼しさを感じられるというわけです。
また、部屋のインテリアに色を意識して取り入れると、視界に入る範囲も広くなり体感温度の変化をより感じやすくなるといわれています。カーテンやクッション、ラグ、シーツなど季節に合わせて模様替えされる方もいると思いますが、まさに色彩心理を利用するタイミング。寒い季節を暖かく過ごすなら、赤やオレンジ、茶色などほっこりする色を。暑い季節を涼しく過ごすなら、青や水色、ネイビーなどを取り入れてみてください。
ただし、同色系の色を取り入れすぎてしまうのはNG。偏った色彩は、良くも悪くも心に影響を与える可能性があります。差し色をプラスするなど、色のバランスを考えながら心理効果を楽しんでくださいね。
色のもたらす効果に着目し、体感温度を上手にコントロールすることは自分自身のモチベーションにもつながります。パジャマや寝具の色を上手に活用することで入浴後のスムーズな安眠につながることが期待できますので、ぜひ意識してみてはいかがでしょうか。
- 記載した内容の効果は、個人差があり、記事の内容を保証するものではありません。
- ご自身の体調にあわせて、無理のない範囲でお楽しみください。
参考
tenki.jp: https://tenki.jp/suppl/e_ito/2019/08/20/29348.html