深夜の入浴騒音とは?音が響きやすいアパートで注意したいこと

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深夜に入浴するのは騒音で近所迷惑になるかも…と心配があっても、生活サイクル上どうしても夜遅い時間帯しか入浴できない場合、どんなことに注意すればいいのでしょうか。このコラムでは、深夜に入浴する際に気を付けたい騒音や入浴騒音対策のポイント、入浴騒音で苦情を受けたときの対処法をご紹介します。

深夜の入浴時に気を付けたい騒音とは?

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深夜に入浴する際に気を付けたい騒音には、以下のようなものがあります。

  • 給湯器の音
  • 風呂場の椅子を引きずる音
  • シャンプーボトルなどを床に置く音
  • シャワーや桶の湯が床や壁に当たる音
  • 湯船の残り湯の排水音
  • 浴室のドアを開閉する音

いつも何気なく発している音ですが、自分が思う以上に響きやすいものです。また、水を止めたときに壁の中から「ドン」という衝撃音が聞こえる、ウォーターハンマーと呼ばれる現象も騒音となることがあります。

深夜の入浴騒音対策は?

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浴室の騒音で近所迷惑にならないかと思っても、生活環境によっては深夜に入浴する日があるという方もいらっしゃるでしょう。騒音をゼロにすることは難しいですが、対策次第で騒音を軽減することは可能です。どうしても深夜に入浴しないといけない、という方は以下の騒音対策を試してみてください。

風呂場で椅子を使わない

椅子を引きずる音はかなり響きます。深夜に入浴する場合は、できるだけ使用を控えたほうが無難といえるでしょう。遅い時間しか入浴できないという方は、思いきって椅子を処分してしまうのもひとつの方法です。床にしゃがむ姿勢が辛いという方や、どうしても椅子を使いたい方は、椅子の脚にゴムをつけるなど引きずる音を軽減する工夫をしてみるのもおすすめ。ゴム製キャップで手軽に対策できます。

風呂場の床にマットを敷く

床にマットを敷くとクッション材の役割を果たしてくれるので、シャワーや桶のお湯が床に当たったときの衝撃音を抑えられます。中がスポンジのような弾力性のあるマットを購入して床に敷いてみてください。ただし、常に敷きっぱなしの状態だとカビなど別のトラブルが発生する恐れがあります。マットを敷く場合は、入浴時のみにしておくと安心です。

湯船の残り湯排水は朝6時以降に行う

湯船に浸かりたい方にとって、湯船のお湯をいつ排水するかというのも騒音問題のひとつ。大量のお湯を一気に流すため、お湯が流れ切るまで音が響いてしまう可能性があります。深夜に湯船に浸かる方は、朝の6時以降を目安に残り湯を流すことを意識してみてください。

シャワーの水圧を弱めて使う

壁や床に当たる音は響きやすいシャワー水ですが、使わないというわけにもいきません。深夜の入浴時で使用するシャワーは、水圧を弱めて使うようにしましょう。また、流しっぱなしにせず、こまめに水を止めることも騒音対策につながります。注意する点として、先述でお伝えした「ウォーターハンマー」は、水道管を通る水を急に止めることで水道管内の圧力が急激に変化して起こるものということ。いきなり水を止めるのではなく、ゆっくり徐々に止めることがポイントです。

シャワーヘッドを交換

水圧を調節するのが難しいと感じる方は、静音タイプのシャワーヘッドに付け替えてしまうのもおすすめです。自分で調節しなくても水圧を抑えてくれる静音タイプのシャワーヘッドは、多少の出費はあれど大変便利。特別な工事をする必要はなく、自分で簡単に付け替えができるものがホームセンターや家電量販店で購入できます。ただし、賃貸は退去時の原状回復が必要になるので、取り外したシャワーヘッドは失くさず大切に保管することも忘れないように注意してくださいね。

入浴騒音で苦情を受けたときの対処法

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どんなにしっかり対策していても、アパートの構造上音が響きやすいこともあり、入浴時の騒音で苦情を受けてしまう可能性はあります。万が一、苦情を受けてしまった場合の対処法もあわせておさえておきましょう。

おふろに入る時間帯を変える

シンプルな方法ですが、クレームが来た場合、おふろに入る時間を一旦変えるのも対策のひとつです。目安として朝6時前後以降にシャワーを浴びるなど「朝のシャワー」に変更してみましょう。髪にスタイリング剤を使っている方には少し難しい方法かもしれませんが、朝シャワーは目覚めもスッキリしますので、朝に時間が取れる方にはおすすめの方法です。

外の入浴施設などを利用する

騒音は心配だけど、どうしても入浴時間がズラせないという方は、外の入浴施設を利用してみましょう。24時間営業でシャワールームが併設されているスポーツジムや、スーパー銭湯など近所にあるかチェックしてみてください。思いきってスポーツジムの月額会員になるのも、身体も鍛えられて一石二鳥かもしれません。騒音を心配することなく安心して入浴できるので、ストレス解消にもなります。

管理会社に相談する

苦情を受けてしまったとき、直接話し合いをすると思わぬトラブルに発展するリスクがあります。入浴時間を変更してもクレームが終わらない…などあれば、マンションやアパートの管理会社に相談してみましょう。

防音性能の高い建物に引っ越す

住んでいる建物の構造上、騒音対策ができないようであれば、防音性能の高いアパートやマンションに引っ越すことも検討する余地があります。例えば、鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造の建物は、防音性能が高く、入浴時の騒音も響きにくいのが特徴。防音性能が低い木造や鉄骨造の建物に比べると家賃は割高になりますが、周囲を気にせず自分のペースで生活ができます。

なかなか解決が難しい深夜の入浴騒音ですが、工夫できることを取り入れて前向きに対策してみてくださいね。

  • 温まりかたや体感などには個人差があります。
  • 体感や体調にあわせて、入浴時間・ふろ設定温度・ふろ湯量を調節して、無理なくお楽しみください。

参考

LIFULL HOME’S: https://www.homes.co.jp/cont/rent/rent_00541/

広域情報騎士: https://coikijoho.com/3461.html

カジカ文庫: https://kajika-bunko.com/apartment-bath-until-what-time/

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