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あれ?便秘の原因がよく分からないかも?「冷え」が便秘に影響する理由
毎日の食事や生活習慣に注意しても、なぜか起こりやすい女性の便秘問題。便秘の原因はさまざまですが、その1つに「冷え」があるとされています。このコラムでは「冷えと便秘の関係」、そして血行促進と下半身のスッキリを目指す「冷え対策ストレッチ」を詳しくご紹介。春に向けて身軽になりたいという人は、チェックしてくださいね。
冷えと便秘の関係は?
冷え性で便秘気味の方に多いとされているのが、運動不足。運動不足の状態が続くと、血行が促進されず身体は温まりにくくなるといわれています。つまり運動不足による血行不良は、お腹の腸にも関係していると考えられます。
そもそも身体が寒いと感じると交感神経が優位に働き、末梢血管が収縮します。そうなると、末梢血管の多い腸の血流も滞り、血行不良につながることも。さらに運動不足が重なれば、便秘に拍車がかかるという悪循環が起こってしまうのです。「冷え」と「便秘」には、こうした身体の関係があることを覚えておいてくださいね。
おなかの冷え対策に!「おふろストレッチ」
では、運動不足を解消するためにどうすればいいのか。冷えと運動不足をまとめて解消する「おふろストレッチ」をご紹介します。外出する必要はなし!入浴前・入浴中・入浴後にできるおふろストレッチは、おなか周りを中心としたメニュー。便秘に悩む方は、ぜひ試してみてくださいね。体調に合わせてムリなく行いましょう。それぞれのストレッチ方法について「おふろワクワークアウト」で動画も流していますので、詳しくご覧になりたい方はこちらもチェックしてくださいね。
【入浴前ストレッチ】
おふろに入る前に汗をかいて、血行促進に繋げましょう。タオルを使う簡単ストレッチです。
ラットプルのやり方
- うつ伏せになり、上半身を反らす
- 肩幅にバンザイした手でタオルを持つ
- 胸に向かってタオルを引く
- 脇を締めて肩甲骨を寄せる
- 下半身を反らせながら行う
- 背中の筋肉を意識する
- 10回行う
バックエクステンションのやり方
- うつ伏せになる
- 肩幅にバンザイした手でタオルを持つ
- タオルを持ちながら上体を起こす
- 胸を張るように行う
- 下半身を反らせながら行うと効果的
- 10回行う
プランクのやり方
- 肘を付いて頭からお尻を一直線にする
- お腹に力を入れて一直線の状態を保つ
- 呼吸を続けながら行う
- ひざを浮かせるとさらに効果的
- 終始お尻を締める意識をする
- 1分間行う
クランチのやり方
- タオルを後頭部に引っかけ仰向けになる
- タオルを引っ張りながら上体を起こす
- お腹の筋肉を意識する
- タオルを頭上に上げるとさらに効果的
- 10回行う
【入浴中ストレッチ】
続いて入浴中のストレッチ。浴槽内でラクに身体を伸ばしながら呼吸を止めないで行いましょう。
おなかストレッチのやり方
- うつ伏せになり上半身を浴槽の縁で支える
- ひざをつく
- 腰を反っておなかを浴槽の底に近づける
- おなかの筋肉が伸びているのを意識する
- ひざを身体から遠くに離すとさらに効果的
背中ストレッチのやり方
- 浴槽に座る
- 背中を丸めて両手を胸の前に伸ばす
- 上半身で8の字を描くように動く
脇ストレッチのやり方
- 背中を丸めて身体を斜め前に倒す
- お尻が浮かないように注意する
- 脇の下の筋肉が伸びているのを意識する
- 反対側も同じように行う
【入浴後ストレッチ】
最後は入浴後のストレッチ。ベッドの上でできる、寝る前のヨガをご紹介します。
背中・脇ヨガのやり方
- ベッドに座る
- 片手を天井に伸ばしゆっくり身体を横に倒す
- そのまま大きく腕を後ろに回す
- 円を描くようにゆっくりと行う
- 反対側の手も同じように行う
股関節・首ヨガのやり方
- ベッドに座る
- 足裏同士を合わせて膝を上下に動かす
- 同時に力を抜いて首を大きくゆっくり回す
- 逆回しも行う
首・背中・もものやり方
- ベッドに座る
- 手の甲を床に付きひざ下に通す
- 上体を大きく前に倒す
- 首の後ろからももの裏まで伸びを意識する
お尻・腰・もものやり方
- 仰向けに寝る
- 片ひざを胸に抱える
- お尻の筋肉を伸ばすことを意識
- そのまま腰を捻るようにしてひざを倒す
- 腰・ももの外側の筋肉が伸びているのを意識
- 仰向けのまま足首をひざに乗せ引き寄せる
- そのまま両手で両脚をゆっくり持ち上げる
- 反対側も同じように行う
全身リラックスヨガ
- 仰向けに寝る
- 足裏を合わせ身体の力を抜く
- 目を瞑り大きく呼吸を続ける
- 両手足を上げてぶらぶらと振る
- かかとでもも裏やふくらはぎを叩いて刺激する
- ゆっくりと脚を降ろし眠りにつく
おなか周りポカポカの毎日を過ごそう
冷え対策につながるおふろストレッチは、できるものから始めてみるだけでOK。おなか周りがポカポカしてくると、何となく効果も実感できるのではないでしょうか。もちろん全メニューをこなす必要はなし。忙しい日は下半身をおふろで温めることだけでも心がけてみてください。大切なのは、毎日の積み重ねていくこと。おなか周りをスッキリさせて、冷えも便秘もクリアしていきましょう。
- あたたまりかたや体感などには個人差があります。
- 体感や体調にあわせて、入浴時間・ふろ設定温度・ふろ湯量を調節して、無理なくお楽しみください。
参考
ノーリツ: https://ofuro-time.noritz.co.jp/wakuwork/index.html
株式会社ツムラ: https://www.tsumura-hieshou.jp/troubles/excreting.html