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温活効果を高めて心身を健康に!入浴×乳酸菌で腸内環境を整えよう!
腸内環境を整えることが健康につながると近年話題ですが、「入浴」による温活効果と一緒に腸内ケアを心がけることで心身ともにメリットがたくさんあると考えられています。このコラムでは、腸内環境を整えるメリットとともに、入浴との相乗効果や食事での腸内ケアについてご紹介します。
腸内環境を整えるメリットとは?
腸内環境が整うと、私たちの身体にはさまざまなメリットがあります。例えば、腸内環境が整って腸の動きが活発になると、腸に溜まった老廃物が流れやすくなる、効率的に栄養が吸収できるなど、体内の老廃物をしっかり排出し、栄養素を適切に吸収できるようになることでエネルギー代謝のスイッチが入り、痩せやすい体質に近づくことができます。
また、「幸せホルモン」とよばれるセロトニンに必要な物質は、主に腸でつくられています。腸内環境が整っていると幸せホルモンの必要物質の生産量もアップ。心が安定し、イライラした精神状態が緩和されることも。さらに腸内には身体の7割ほどの免疫細胞が存在しているといわれています。腸内環境を整えることで腸内にある免疫細胞がうまく働き、アレルギー反応などが起こりにくくなると期待できるんです。
腸内環境が整っているかどうかの基準は、腸内にいる菌のバランス。免疫力などを高める「善玉菌」、有害物質を作り出す「悪玉菌」、中立的な「日和菌」という腸内にある3種類の菌バランスが2(善玉菌):1(悪玉菌):7(日和菌)に保つことが理想とされています。
入浴×乳酸菌による相乗効果で心身を健康に!
私たちが当たり前のように入っている「おふろ」ですが、実は腸内環境とも関係があります。そもそも腸内にいる細菌は、37度前後が活発になる温度といわれているので、入浴で身体を温めること自体が腸内細菌の動きを活発にさせます。また、おふろによる水圧が刺激になり、内臓の動きが活発になるメリットも。昔からある入浴という日本文化は、身体を温める「温活」と、腸をケアする「腸活」両方の面から健康につながるのです。入浴と合わせて腸内環境を整える食事を意識すれば、より一層の相乗効果が期待できるでしょう。
特に善玉菌の餌である食物繊維を摂ることで、善玉菌が増殖して腸内環境を整えてくれます。また、良質な善玉菌を直接取ることも大切。その代表格である乳酸菌は、牛乳やヨーグルトなどの乳製品や発酵食品にも含まれており、日常的に摂取しやすい善玉菌です。
腸内環境を考えることは、身体そのものの健康につながります。ぜひ本コラムを参考に、入浴×乳酸菌をはじめとした食事で腸内ケアを心がけてみてくださいね。
- おふろのあたたまりかたや体感などには個人差があります
- 体感や体調にあわせて、入浴時間・ふろ設定温度・ふろ湯量を調節して、無理なくお楽しみください。
取材協力
NATURAL PHARMACY LASANTÉ
参考
健腸長寿④:私たちと腸内フローラの共生 | ヤクルト健康コラム | ヤクルト中央研究所