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血流の状態がわかる!民間療法「すい玉(カッピング)」を解説
身体の血流の状態がわかる民間療法のひとつに「すい玉(カッピング)」と呼ばれるものがあります。エステサロンや接骨院などで行われる施術で、丸い跡がつくというものですが、どのような作用があるのでしょうか。このコラムでは、すい玉(カッピング)について解説するとともに、身体に残りがちなカッピング跡を早く消す方法も一緒にご紹介します。
健康状態がわかる!?すい玉(カッピング)の効果
すい玉(カッピング)は、身体に専用カップを吸い付け、皮膚や表層筋を引き上げることで滞っていた血液の流れの促進を目指す民間療法。血液の流れが良くなることで老廃物も流れやすくなり、冷え性やむくみをやわらげてくれるという効果が期待できます。
加えて、カッピングによる適度な刺激は筋肉のこりを緩和してくれたり、自律神経のバランスを整えてくれるといった相乗効果も。自律神経のバランスはストレス緩和や睡眠の質にも関係するため「疲れが溜まっている」「眠れない」という方におすすめです。
さらに、すい玉を行なった後に残る「跡」の色を見れば血流の健康状態がチェックできるのもおもしろいポイントです。すい玉の跡がピンク〜鮮やかな赤色であれば身体の代謝も良く血液の流れがよい状態。色が濃く紫寄りの色をしている場合は血液の流れが滞っている可能性があります。
すい玉の跡を消えやすくする方法は?
肩こりや疲労、冷えがあるときに背術をしたいすい玉ですが、思いっきり跡が残ってしまい、まるで殴られたかのような見た目になってしまうというデメリットがあります。個人差はありますが、すい玉の跡は薄ければ数日くらい、濃い場合は1〜2週間ほど残ってしまうのが一般的です。この跡を早めに消したい!という方は、おふろに入り湯船に浸かると◎。さらに、温かいおふろと冷たいシャワーを交互に浴びる「交互浴」を何回か繰り返すと跡が消えやすくなります。
すい玉は、見た目のインパクトから「痛そう!」と思われがちですが、実際は個人差があるものの痛みはほとんどありません。血行促進が期待できるだけでなく、今の身体の状態を自分の目でチェックできるすい玉(カッピング)。気になる方はぜひ体験してみてくださいね。
- おふろのあたたまりかたや体感などには個人差があります。
- 体感や体調にあわせて、入浴時間・ふろ設定温度・ふろ湯量を調節して、無理なくお楽しみください。