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子どもの肥満が心配!基礎代謝を上げる食生活のポイント
成長期のお子さまが、ごはんをしっかり食べてくれる姿を見ると親としては嬉しくなるもの。健やかに育つことを願って食事に気を使うご家庭も多いと思いますが、お子さまの体重増加を心配しているママもいらっしゃるのではないでしょうか。このコラムでは、肥満予防を考えた子どもの基礎代謝を上げる食生活のポイントを紹介します。
子どもの「肥満」とは?
お子さまが日常的に口にする食事やおやつ、ジュースなどの摂取エネルギーに比べて消費エネルギーが低い場合、子どもの肥満(単純性肥満)につながりやすいといわれています。とりわけここ数年はコロナ禍の影響もあり、屋外で走ったり遊んだりする時間が減ったことでの運動不足になりがち。また、ファストフードなど高カロリーな食事も子どもの肥満を引き起こす原因と考えられます。「うちの子は大丈夫かな?」と思ったら、母子手帳に記載されている肥満度判定曲線や成長曲線を確認してみましょう。明らかに体重が多い場合は、医療機関に相談することをおすすめします。
子どもの肥満によるリスク
幼少期からの太りすぎは良くないと認識している方は多いと思いますが、その理由のひとつに「生活習慣病のリスクが挙げられます。また、肥満によって膝や腰に負担がかかり、成長の妨げになることも考えられます。さらに太ったまま成長して大人になると肥満が定着し、正常な体重に戻すことが難しくなるという問題も。そのため、小児期の肥満改善はとても重要であり、できるだけ早いうちに対処することが推奨されています。
健康的な心身を育む、子どもの食生活
子どもの肥満対策は「生活リズムを整える」「日々の運動に加え、「食生活の見直しが必須です。ただし、心身の発育時期に過度なダイエットを行うと体調を崩してしまうケースもありますので、無理なく継続できる範囲で取り組みましょう。3つのポイントをまとめましたので、ぜひ参考にしてくださいね。
1.決まった時間に食事をする
子どもの食事時間は、できるだけ毎日同じ時間を意識することが大切。生活リズムを整えるという意味でも、中途半端な時間におなかが空かないよう一日3食を決まった時間に食べるのがおすすめです。規則正しい食事時間は、食べすぎ予防も期待できます。
2.栄養バランスを考えた食事内容
一日に必要な栄養を摂るためには、いろいろな食材をバランスよく食べることが大事。偏りの少ない食事を意識しながら、主食(ご飯、パン、麺)・主菜(肉、魚、卵、大豆製品)・副菜(野菜など)を組み合わせて献立を考えていきます。農林水産省が発表している「食事バランスガイド」を参考にメニューを考えてみるのもよいかもしれません
3.食事の量を見直す
栄養バランスを意識しても、食事そのものの量が多すぎると肥満につながります。例えば、いつも大皿で料理を盛り付けているなら一人分ずつお皿に取り分けるなど、ちょっとした工夫でお子さまの食事量を調整することができます。
「うちの子、標準より少し体重がオーバーしているかも」と感じたら、考えるよりも先に行動するのがベスト。お子さまが健やかに成長できるよう、体重コントロールを意識した食生活を親子で一緒にがんばってみましょう。ゲーム感覚で楽しく美味しく、お子さまと一緒に取り組んでみてくださいね。
- 記載した内容の効果は、個人差があり、記事の内容を保証するものではありません。
- ご自身の体調にあわせて、無理のない範囲でお楽しみください。
参考
ニチレイフーズ: https://www.nichireifoods.co.jp/media/1231/
南京都病院: https://minamikyoto.hosp.go.jp/section/byoki_shouni_himan.html
農林水産省: https://www.maff.go.jp/j/balance_guide/
日本小児内分泌学会: http://jspe.umin.jp/public/himan.html