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目指せ快眠マスター!「寝具の選び方」と「おふろの入り方」で眠りの質を高めよう!
世界でも「睡眠時間が短い」といわれている日本人。日々の忙しさで睡眠時間を確保できない状況である時、どうすれば睡眠の質を高められるかが、健康の身体作りのポイントとなります。ここでは、快眠のための睡眠環境の整え方や、入浴の仕方をポイントに快眠のコツをご紹介します。
寝床の環境を最適にしよう
寝室の温度や湿度、寝具、パジャマなどにこだわって睡眠環境を整えることは、睡眠の質に大きく影響を与えると考えられています。特に注目したいのが「寝床内気候(しんしょうないきこう)」と呼ばれる就寝時の人の身体と寝具との間にできる空間の温度と湿度。これは、睡眠の質を大きく左右するといわれており、理想的な寝床内気候は、温度33度前後、湿度50パーセント前後だとされています。
快眠を目指す寝具の選び方
寝床内気候に関わる寝具といえば、掛け布団と敷き布団。保温性、吸湿性、放湿性に加え、掛け布団の重さ、敷き布団では硬さやクッション性などが寝心地と睡眠の質に関わると考えられています。
そして睡眠に最適な寝床内気候を目指すなら、掛け布団による調整が近道。掛け布団には冬用の「本掛け」、春秋用の「合い掛け」、夏用の「肌掛け」、合い掛けと肌掛けをセットにして季節ごとに使い分ける「二枚合わせ」の4種類がありますので、季節や寝室の空調などによって、快適な寝床内気候になるよう、最適な掛け布団を選んで調整してみてください。
リラックスできるパジャマの選び方
快適なパジャマ(寝巻き)選びも、布団と同じように保温性、吸湿性、放湿性は大切なポイントです。睡眠中もコップ1杯分ほどの汗を掻くといわれるため、通気性が良く蒸れにくい綿、絹、麻などの天然素材のパジャマを着用するのがおすすめです。また、締め付けがあると血液循環のジャマとなり、リラックスするために大切な副交感神経の働きを妨げてしまうことも。就寝時に着用するものは、できるだけ締め付けのないゆったりした衣類を選ぶようにしましょう。
睡眠の質を高めるおふろの入り方
睡眠に大切なのが身体の深部体温を下げることです。就寝の1時間半から2時間前くらいにおふろに浸かって一度深部体温を上げると、その後自然に深部体温が下がるときに眠気が起きます。
さらに、お湯に浸かって「ヒートショックプロテイン」を増やすことも快眠に役立つポイント。40〜42℃のお湯に10〜20分浸かることで「ヒートショックプロテイン」が増え、深い睡眠であるノンレム睡眠の時間が長くなることもわかっています。
快眠のための環境を整えたり、おふろに浸かったりするのは、ひと手間かかりますが、それによって快適に過ごせて仕事や勉強の効率やパフォーマンスもアップします。気持ちよく眠って、翌日はいい1日を過ごしてください。
ノーリツが発信する「おふろカレンダー」に睡眠機能が登場。入浴行動による「睡眠の影響」への気づきをサポートするとともに入浴と睡眠の関係による体調の変化を知るきっかけになります。コラム「ねむりとくらし」と併せてチェックしてくださいね。
参考
その寝具はカラダを冷やす!? 冬の寝具の選び方と温活のススメ
羽毛布団は合掛け?肌掛け?本掛け?おすすめの揃え方とは-快眠タイムズ公式ブログ