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「背中温活」で子どもの脳を活性化できる?おすすめの温め方もチェック
身体の冷えが、脳にも影響を与えることをご存知でしょうか。やる気がない時や集中力低下の状態は、血流の低下が関係していると考えられています。このコラムでは、前頭前野(記憶や学習能力と関連が深い部分)の活性化につながる背骨と自律神経の温め方をご紹介。冷えでお悩みの方だけでなく、お子さまや自分自身の記憶力や学習能力をアップさせたい人は、ぜひ参考にしてください。
記憶力や学習能力と「温活」の関係
脳のなかでも前頭前野といわれる部分は、私たちの記憶力や学習能力、アイデアを生み出したり、感情をコントロールしたりするために必要な脳部位です。この前頭前野が疲労していると、無気力や無関心になりやすい他、作業効率や思考力が鈍くなり、思うように身体も頭も働かなくなってしまうことも。もちろん、さまざまな要因が絡みますが、この状態は血流の低下も関係しているといわれています。
とはいえ、頭を直接温めるのは難しいですよね。そして頭だけ温めても血流が促進されるわけではありません。そこで温めていただきたい場所が「背中」です。
背中を温めて背骨と自律神経の温活に!
自律神経の神経幹がある背中ですが、この背骨にある脊髄には自律神経が通っています。前頭前野のために背中を温めると考えると覚えやすいでしょう。個人差はありますが、実際に背中を温めると、血流が促進され背骨から神経が通って前頭前野も活性化すると考えられています。そもそも背中の冷えは、血行不良だけでなく、長時間にわたる同じ姿勢や、運動不足なども原因のひとつ。放置したままでは、背中や腰に痛みを伴うほか、浅い呼吸や眼精疲労、不眠にもつながる可能性もありますので、背中が冷えていると感じたら、できる限り温めてあげましょう。
背中を温めるポイント
背中を温める方法は、いくつかあります。いろいろな方法を試して、自分に合うものを見つけてください。
指圧によるツボマッサージ
背中のツボを刺激する指圧マッサージは、誰でも簡単にできるシンプルな方法。自分では手が届かない部位ですので、接骨院やサロンなどプロに任せるのもおすすめです。自分で行いたい場合は、ストレッチポールなどを使うと、ツボを刺激することができます。
貼るカイロを使う
背骨に沿って、小さめサイズのカイロを貼れば簡単に温活。ただし、カイロを使用する場合は直接肌に貼らないことが原則。温まりすぎて低温やけどになる可能性もあるので、必ず衣服の上から貼るようにしましょう。カイロを貼った部分は、長時間の使用を避け、圧迫しないよう注意してください。熱さを感じたら、すぐに外しましょう。
入浴で身体を温める
入浴なら湯船にしっかり浸かる全身浴による温活が◎。マッサージ効果が欲しい場合は、シャワーを背中に当てるのもおすすめです。シャワーを当てる目安は1分以内です。
子どもの温活としても取り入れやすい背中温活。身体を温めて脳の活性化につなげてください。冷え性や風邪予防にもなる背中の温め、ぜひ試してくださいね。
- 温まりかたや体感などには個人差があります。
- 体感や体調にあわせて、入浴時間・ふろ設定温度・ふろ湯量を調節して、無理なくお楽しみください。
参考
カイロを貼る場所はどこが効果的?体が温まるツボで冷えを撃退しよう - +1 Day