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基礎体温が低い人はチェック!「冷え性」「低体温症」それぞれのタイプ解説とおすすめ温活方法

季節に関係なく、冷え性は多くの人が悩んでいる症状。「冷えは万病のもと」といいますが、女性の冷えは月経不順や不妊といった原因になる可能性もあります。このコラムでは、冷えと関連する症状やおすすめの「温活」方法について解説します。
基礎体温が低いとどうなるの?

基礎体温が低いと、さまざまな弊害があると考えられています。例えば、免疫力の低下、消化不良、便秘、下痢などといった症状を引き起こす可能性があります。さらに、女性の場合は不妊の原因になることも。下半身の冷えは卵巣や子宮の血流が悪くなり、卵巣の機能低下につながります。そのため女性ホルモンのバランスが乱れ、生理不順や排卵障害を引き起こし、不妊の原因となるケースもあるとされています。
「冷え性」と「低体温症」の違い
冷え性と低体温症は似たような意味に捉えられがちですが、違うものです。「冷え性」に明確な判断基準はありませんが、一般的には「体温に関係なく、手足や腰、下半身などが冷えてつらいと感じる状態」を指します。一方で「低体温症」は深部体温が35℃以下になった状態。根本的に冷え性と低体温症は違うものと覚えておきましょう。
身体を温めるなら「おふろで温活」がおすすめ

個人差はありますが、湯船にしっかり浸かると深部体温を0.5~1℃上げることができるとされています。さらに入浴は自律神経を整える効果も期待できるというメリットも。そもそも交感神経が働いている状態は身体が緊張して血流促進の妨げになるため、健康を考えると良いとは言い難いもの。効果的に身体を温め、副交感神経の作用でリラックスできる「湯船に浸かる」という入浴を温活として取り入れるのは、日常生活の中で実践しやすいためおすすめです。ここでは「おふろでの温活ポイント」をまとめてみたので、ぜひ参考にしてください。
ポイント1湯温は適温に設定
一般的に熱めとされる42℃以上の湯温は、交感神経が優位になり、疲労の原因となってしまいます。「ぬるい」と感じる41℃以下を目安に設定しましょう。
ポイント2長湯しない
入浴時間の目安は10〜15分程度。長時間の入浴もまた交感神経が優位となるため注意しましょう。ただし、個人差がありますので、熱いと思った時点で浴槽から出るようにしてください。
ポイント3全身浴でリラックス
全身浴とは肩までしっかりとお湯につかる入浴方法です。入浴による3つの作用「温熱作用(=血行が良くなり、疲労やコリがやわらぐ)」「水圧作用(=血行が良くなり、むくみを緩和)」「浮力作用(=筋肉の緊張がほぐれやすくなる)」を効率よく受けることができ、短時間で身体を温めることができます。こちらも無理に長湯するのは厳禁です。熱い場合はガマンせず浴槽から出てください。
多くの人が悩む「冷え」は毎日継続的な温活が大切。身体の冷えを緩和させてくれる入浴は、コスパもよく、何より体感で身体がポカポカしてくるのがわかります。今回ご紹介した内容をチェックして、楽しく健康的な温活を取り入れてはいかがでしょうか。
参考
シオノギヘルスケアONLINE-免疫力を整える-免疫力アップに重要な「血流」