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イライラと冷えの関係って?更年期が始まる前にやるべき温活の意味

寒い冬はもちろん、現代の暮しは、季節に関係なく「冷え」に悩まされることが多々あります。さらに、イライラとも関係していることが、さまざまな研究からも解明されている「冷え」という存在。このコラムでは、イライラと冷えの関係や女性ならではの冷えを招く要因について解説。すぐに取り入れやすい、おすすめの温活方法とともに紹介します。
ストレスとホルモンの乱れは冷えの大敵

健康や美容の大敵である冷え。冷えには、生活リズムの乱れや朝食の欠食、運動不足などさまざまな要因がありますが、イライラと関連がある冷えとしては、以下の原因が考えられます。
ストレス
ストレスで身体が緊張状態になると、交感神経が優位になり、血管が収縮して手足が冷えます。反対にリラックスすると副交感神経が優位になり、血管が広がって手足が温まります。このストレス状態が続くと交感神経優位の状態が続いて血行が悪くなり、結果として冷えの原因に。自律神経と冷えの関係は逆方向にも働くので、手足を温めることで心身の緊張をほぐし、リラックスさせることもできます。
女性ホルモン
女性は更年期にホルモンバランスが変化し、冷えの原因になるとされています。また、更年期前の30代後半〜40代もプレ更年期といわれ、ホルモンバランスが乱れやすくなる時期です。女性ホルモンは自律神経の働きに影響を与えるため、ホルモンバランスが変化したり乱れたりすると自律神経の働きが悪くなり、冷えにつながると考えられています。
更年期になる前から温活を

冷えを放置して長年ため込み続けると、さらに深刻な症状を招くことがあります。例えば内臓の働きが悪くなる、免疫力が低下して感染症などにかかりやすくなるほか、肩こりや腰痛、むくみ、睡眠の質の低下、生理痛、肥満など挙げればキリがありません。更年期が視野に入る40代はもちろん、まだ早いと思われがちな20代・30代も、身体を温める「温活」が将来のカギを握ります。
- 夏はストールやカーディガンなどを持ち歩いて温度調整
- 3つの「首」(首、手首、足首)と腰まわりを温める
- 冷たい飲み物や食べ物を控え、身体を温めるものを積極的に摂る
- 適度な運動を取り入れて筋力をアップ・維持する
- シャワーだけで済ませず、できる限り湯船に浸かる
とくに入浴は温かいお湯による温熱作用だけでなく、水圧による血行の促進、浮力によるリラックス作用など、さまざまな面で身体を温める効果があるのでおすすめです。
温活でポカポカの冷えにくい身体になって、いくつになっても元気とキレイをキープ。ニコニコ笑顔の毎日を過ごしてくださいね。
- 温まりかたや体感などには個人差があります。
- 体感や体調にあわせて、入浴時間・ふろ設定温度・ふろ湯量を調節して、無理なくお楽しみください。
参考
体を温めてリラックスする方法 ストレスや緊張による冷え対策に | NHK健康チャンネル
あなたも「隠れ冷え症」かも?毎年多くの人が悩まされる冷え症について、改善法と気をつけるポイントを医師にインタビュー - タマケアLab.