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食べ過ぎが身体を冷やす?!新年年明けの食事で注意すべきポイントを解説

大人数での集まりが何かと多くなりがちな1年の始まり。新年の挨拶をはじめ、新年会やパーティーなど外食する機会も増えて、いつも以上に食べ過ぎてしまうこともあります。体重増加などの体型変化も気になるところですが、実はこの「食べ過ぎ」は、身体を冷やす原因の一つになり得るのをご存知でしょうか。このコラムでは、食べ過ぎが冷えにつながる原因をお伝えするとともに、食べ過ぎ防止の注意ポイントを紹介します。
食べ過ぎが「冷え」の原因になる理由とは?

意外かもしれませんが、食べ過ぎが体温調節に影響を与え、冷えの原因となってしまう場合があります。そもそも必要以上に食べ過ぎると、摂取した食べ物を急いで消化しようと血液が消化器官に集中します。その結果、他の器官や筋肉への血液の供給が減り、手足などの末端部分に冷えを感じやすくなるのです。
特に脂肪分や糖分が多い食品は消化に時間がかかることで知られているのもチェックポイント。カロリー高めの食事が並びやすい新年会や年始パーティーは、食べ過ぎによる冷えを感じやすい傾向があると考えられます。そして食べ過ぎとともに注意したいのが、飲み過ぎによる冷え。アルコールを過剰摂取すると血管が拡張し、一時的に体温が上がったように感じるものの、その後急激に冷えることがあります。このような理由から、年始の食べ過ぎ飲み過ぎには十分な注意が必要といえます。
今日からチャレンジ!食べ過ぎ防止対策

年始を楽しみつつ、食べ過ぎ飲み過ぎによる冷えを防ぐためにはどうすればよいのか。ここでは、すぐに実践できる対策をご紹介します。
大皿料理は食べる量だけ取り分ける
料理を大皿に盛り付けることが多い大人数での食事は、自分の食べる量を確かめないままついつい食べ過ぎてしまうことも。大皿料理の場合、あらかじめ自分の食べる量を別のお皿に取り分けておくと、食べ過ぎを防げます。目安として、主食(ご飯・パン・麺類)は握りこぶし1つ分、主菜(肉・魚・大豆製品)は指を除いた片手のひら分、副菜(野菜・海藻・きのこ)は生で両手山盛り1杯分、これらを意識して取り分けてみましょう。
お酒やジュースを飲みすぎない
お酒とジュースの飲みすぎも冷えの原因につながりますので、飲み過ぎ防止対策を上手に取り入れましょう。例えば、お酒を飲んだ後は、こまめにミネラルウォーターやお茶を飲むことで、自然とお酒の量を減らすことができます。水やお茶をあまり飲みたくない…という方は、氷を多めに入れて傘増しするのもおすすめです。また、糖質の多いビールや日本酒よりウイスキーや焼酎などの糖質の少ないお酒を選ぶのも◎。ジュースも糖質が多く高カロリーなものは控え、できるだけお茶や炭酸水に置き換えると安心です。
よく噛んで、ゆっくり食べる
食べ過ぎを防ぐためには、ゆっくりよく噛んで食事をいただくという意識がとても大切です。満腹感を感じる前にどんどん食べてしまう「早食い」は、食べ過ぎの原因に。満腹中枢が「おなかいっぱい」と感じるまでには一般的に約15分かかるとされています。ひとつの目安として、食事に15分以上かけることを意識してみましょう。
ひと口に食べる量を減らす
どうしても早食いしてしまう場合は、ひと口の量を減らすのも食べ過ぎ防止におすすめ。大手企業の調査によると、多くの人はひと口で噛む回数が量によってあまり変わらない傾向であることがわかっています。ひと口の量を減らすことで全体的な食事に対して噛む回数が自然と増えるので、必然的にゆっくり食べることにつながります。
温かい料理を意識して食べる
食べ過ぎて胃の調子が良くない…といった場合は、お粥や雑炊など温かくて消化の良い食事がおすすめ。温活効果が期待できる生姜をはじめ、冬に美味しくいただけるネギやカボチャなどは胃を温め、余分な水分が排出されやすくなります。
楽しいイベントが盛り沢山の年始だからこそ、元気に楽しく過ごしたいもの。食べ過ぎ・飲み過ぎを防いで、心も身体も温かく健康な新年を過ごしてくださいね。
- 記載した内容の効果は、個人差があり、記事の内容を保証するものではありません。
- ご自身の体調にあわせて、無理のない範囲でお楽しみください。
参考
「冷え」への対処は、原因を突き止めることから始まる|オムロン ヘルスケア