覚えておきたい!高齢者・成人・子ども、それぞれの適正睡眠時間

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毎日の健康に欠かせない休養活動である睡眠時間。この睡眠の質が悪いと、日中の活動健康にも影響を及ぼしてしまうと言われています。ここでは睡眠と健康の関係についてお伝えするとともに、子ども、成人、高齢者それぞれのライフステージ別の推奨睡眠時間を

なぜ健康のために睡眠は必要なの?

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健康の増進、維持のために欠かせないとされ、良質な睡眠が推奨されている昨今。ここまで注目されるその背景として、睡眠には心身の疲労を回復させる機能、そして免疫力や認知力向上の効果が期待できることにあります。良質な睡眠が活動中の集中力を高め、作業効率アップ、成績アップなど、あらゆる面での相乗効果が期待できます。

ただし良い睡眠は、ただ眠ればよいというわけではなく、重視されます。言い換えれば、不適切な睡眠環境や短い睡眠時間は健康にはつながりにくいということ。そして睡眠だけでなく、不規則な生活や嗜好品も睡眠の質に影響するといわれています。この機会に自分の睡眠環境や生活習慣を見直してみましょう。

睡眠不足のデメリットは?

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身体や日常生活に悪影響を及ぼすとされている 睡眠不足。具体的に挙げると、日中眠気や頭痛に襲われたり、情緒が不安定になったりと、心身の不調が起こりやすくなります。また睡眠不足は、注意力や判断力が落ちてしまう可能性があることから、作業効率や成績が低下することも。ケガや事故につながるだけでなく、疾患の発症や肥満、寿命短縮のリスクなど、多くのデメリットが考えられます。こうした背景から、日々十分な睡眠時間を取り、休養することが大切とされています。

とはいえ、必要以上に眠ろうとすると、寝るまでに時間がかかる、途中で起きるといった状況から、逆に睡眠の質が低下してしまうケースも。また休みの日に「寝貯め」をしようとされる方もいますが、実際に「睡眠貯める」ことはできません。休日に仕事や学校に行く日よりも多く寝てしまうという人は、普段の睡眠時間が足りないというサインかもしれません。

子ども・成人・高齢者の推奨睡眠時間

睡眠時間は子ども、成人、高齢者とライフステージにより異なると考えられています。個人差もありますが、ここでは一般的な観点から、それぞれの推奨睡眠時間についてまとめてみました。

子どもの場合

一般的な子どもの睡眠推奨時間は、小学生頃の子どもの場合、9〜12時間、中高生では8〜10時間が目安とされています。朝は早起きして、外に出て光を浴びます。身体を動かし、夜は早く眠る習慣をつけましょう。 思春期や青年期は、課外活動で帰宅が遅くなる、スマホを使うようになるなど生活習慣が変化し、睡眠時間も大きく変わります。この時期は十分な休養時間を取るための工夫が必要です。

成人の場合

一般的な成人の推奨睡眠時間は6〜8時間。食生活や、運動量などの生活習慣、睡眠環境が不適切ではないかを見直しましょう。睡眠は1日の疲れ、日常生活でのストレスから回復させる役割もあるので、十分に休養できる環境作りは大切です。

高齢者の場合

一般的な高齢者は床上時間が長いと健康にリスクが生じやすくなるため、8時間以上の睡眠はできるだけ控えた方が良いとされています。とりわけ退職後は、自宅にいる時間が長くなりがち。ベッドの上や寝た状態で過ごすことが増えてしまうと、睡眠時間が過剰になる傾向があります。日中は外に出て散歩したり、地域で行われるヨガや体操に参加したり運動習慣をつけることで、睡眠の質も向上するでしょう。

また、良い睡眠のためには入浴がおすすめです。湯船に浸かり日常での疲れを癒すことで、リラックス効果が高まり、夜もぐっすり眠れます。 ノーリツが発信する「おふろカレンダー」には、入浴行動による「睡眠の影響」への気づきをサポートしてくれる睡眠機能があるほか、2024年11月からは新たな新機能として睡眠の質と日中の眠気を偏差値で計測する「睡眠の偏差値計測」機能が登場。入浴と睡眠の関係による体調の変化を知るきっかけにもなりますので、この機会にぜひコラム「ねむりとくらし」と併せてチェックしてくださいね。

  • 記載した内容の効果は、個人差があり、記事の内容を保証するものではありません。
  • ご自身の体調にあわせて、無理のない範囲でお楽しみください。

参考

睡眠対策 |厚生労働省

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