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おふろ時間、有効活用!むくみ予防におすすめのリンパマッサージ
一日の終わりに足がパンパンにむくみ、靴下跡がくっきり!そんな足のむくみは、夜のうちにしっかりケアしておくと、朝の寝起きがとてもラクになります。このコラムでは、1日の疲れが溜まっている夜こそチャレンジしてもらいたい、むくみ予防におすすめケアの知識をお届け。おふろで身体を洗う時、一緒にできるリンパマッサージはリンパケアともいわれ、睡眠の質向上も期待できます。ぜひ参考にして取り入れてくださいね。
そもそも「リンパ」って何?
リンパケアやリンパマッサージなど「リンパ」という言葉はよく耳にしますが、あらためて考えると意外に説明できないもの。そもそもリンパとは、目に見えない細い管が何本も集まり髪の毛一本分ほどになった「リンパ管」などを指します。皮膚のすぐ下を通っていて、木の根のように全身に張りめぐらされているようなイメージをすると分かりやすいかもしれません。
このリンパ管の中を老廃物や細菌を含んだ水分(リンパ液)が流れ、全身をめぐることで有害物質をクリアにする役割があります。逆にリンパ液の流れが滞ると、身体の中の有害物質が上手く処理できず、むくみや冷えに繋がる可能性があるのです。
上記の図で示したように、リンパ節は鎖骨や脇の下、ひざ裏にあり、リンパ液に入り込んだ細菌類をせき止めて排除し、外敵から身体を守る働きがあります。リンパには全身を循環して身体の中の不要なものを処理する「ろ過装置」のような大事な役割があるのです。
リンパケアは夜のおふろ時間が最適!
半日から一日ほどかけて全身をめぐるリンパは、足の筋肉を動かしたりマッサージを取り入れたりすることで流れやすくなります。また、寝転がった状態も流れが良くなるとされていることから、夜にマッサージでリンパを刺激してから眠ると◎。そこでおすすめしたいのが、おふろ時間に身体を洗いながらできる下半身のリンパマッサージです。忙しくてゆっくりマッサージする時間が取れないという方は、ぜひバスタイムを有効活用してくださいね。
1.湯船に浸かりながら軽くストレッチ
湯船に浸かった状態で、肩をゆっくり回します。鎖骨を大きく動かすようなイメージで前後5回ずつ行いましょう。
2.ゆっくり息を吸って腹式呼吸
おへその下のあたりに手を添え、おなかを膨らませるように腹式呼吸を5回ほどします。これだけでも、身体がぽかぽか温まる感覚が実感できるかと思います。
3.下半身をマッサージ
湯船から出て身体を洗い、ボディソープがついた滑りのよい状態でマッサージします。(摩擦で肌を傷つけるのを防ぐため)強く刺激するというより、あまり力は使わずにそっとなでるようなソフトタッチでリンパを流すのがポイントです。
マッサージの順番は、鼠径部(脚の付け根)から。足を伸ばし、両手を重ねて鼠径部に当て、円を描くように内側から外側に向かって5回くらい流します。
次に太ももを付け根あたりから膝へ、上から順番に外側から内側を流します。膝までできたらもう一度付け根のあたりへ戻り、上から下に向かって3回を目安にほぐしていきましょう。終わったら、膝から鼠径部に向かって内ももを下から上へ流します。同じように、ふくらはぎも膝のあたりから足首へ、上から順にほぐします。
ふくらはぎが終わったら、足首から足全体を両手で包み込むようにして鼠径部へ流します。リンパ管は足の内側にたくさんあるため、足首からひざまでは両手で包み込むように流し、ひざからは太ももの内側を通って鼠径部へ流すのがポイントです。
おふろ時間を使って「巡り」のよい身体へ
疲れた身体は、その日のうちにケアするのが一番。おふろ時間にリンパケアを取り入れるだけで、むくみ対策につながりすっきりした身体が目指せます。リンパマッサージのやり方を動画で確認したい方には、おふろワクワークアウト(https://ofuro-time.noritz.co.jp/wakuwork/movie/movie08.html)の「ふろれっち」内でリンパマッサージを紹介しているので、ぜひご覧くださいね。
- 温まりかたや体感などには個人差があります。
- 体感や体調にあわせて、入浴時間・ふろ設定温度・ふろ湯量を調節して、無理なくお楽しみください。
参考
オルビス公式サイト: https://www.orbis.co.jp/archives/detail/247/