1月の季節湯は「松湯」!神様をお迎えする門松と一緒に新年の初湯を楽しもう

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新年の訪れとともに、家々を飾る門松。この門松に使われる松の葉は、1月の初湯としても楽しめる「松湯」として知られています。新しい年のスタートを、ぜひ松の葉の香り豊かなおふろで迎えてください。

1月の季節湯「松湯」とは?

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新しい年のはじまりとなる1月は、多くの家庭で門松を立てる習慣があります。この門松とは、新年を迎える際に家の門や入口に飾られるものであり、歳神様を迎え入れるための目印として用いられています。この歳神様は生命力の象徴であり、その生命力は枯れることのない松に宿ると考えられています。そのため、家々は松を飾ることで「我が家はここですよ」という目印を出し、歳神様を迎え入れるのです。そして松湯は、新年のはじめに門松などの松の葉を浴槽に入れて入浴する古くからの習慣です。ヨーロッパでは、昔から松葉湯(パインニードルオイル)と呼ばれる入浴剤として親しまれています。

松湯の効果・効能は?

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松の葉には、クロロフィル(葉緑素)やケルセチン、テルペン精油(α-ピネン)などの有効成分が含まれています。これらの成分には、体内の余分なコレステロールを排出する働きや、血液中の赤血球の数を増やすことで貧血の改善に効果が期待されます。さらにはリラックスや疲労回復などの効果も。新年の疲れを癒すのに最適といえるでしょう。

松湯の作り方と注意点

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「松の湯」は松の葉を使って、自宅で簡単に楽しめます。作り方もシンプルですので、お子さまと一緒に作ってみるのもおすすめです。

材料と作り方

材料:松の葉(生)100 g、水 500 cc

下準備として、松の葉の付け根の茶色い部分は取り除き、松の葉をぬるま湯で流しながら樹脂が残らないように洗います。その後、鍋に水と松の葉を入れ、中火で15分ほど煮出します。煮出した後は、ザルに綿布をかぶせ、松の葉を濾してください。実際に入浴するときは、取り出した煮汁を浴槽に入れて入浴しましょう。

松湯の注意点

松の葉を入れたおふろは細菌・微生物が繁殖しやすくなります。松湯を楽しむときは「追いだき」「保温」をせず、入浴した後はすぐに排水し追いだき配管内を洗浄することが推奨されています。

  • 温まりかたや体感などには個人差があります。
  • 体感や体調にあわせて、入浴時間・ふろ設定温度・ふろ湯量を調節して、無理なくお楽しみください。
  • ノーリツ製システムバスをご使用のお客さまは下記サイトに記載しております。お手入れ方法をご確認ください。
  • https://www.noritz.co.jp/aftersupport/maintenance/bathroom01.html

参考

1月の季節湯「松湯」: https://www.wakasa.jp/articles/entry/bl_047

湯の国: http://www.yunokuni.com/2010/06/matsu.html

かわしま屋: https://kawashima-ya.jp/contents/?p=56976

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