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7月の季節湯は甘い香りの「もも湯」!おふろに入れる方法は?
四季折々が楽しめる日本には、季節ごとに植物を取り入れた「季節湯」があります。「ゆず湯」「菖蒲湯」などいろいろありますが、7月の季節湯『もも湯』をご存知でしょうか。このコラムでは、もも湯の由来や作り方などを紹介していきます。
季節湯のルーツとは?
季節湯のルーツは平安時代とされており、真言宗の開祖である空海が医療の一環として始めたのではないかといわれています。日本の風土や伝統を由来としたものが多い季節湯は、旬の植物を入浴に取り入れることで植物の持つ薬効を高めつつ、リフレッシュが期待できます。
7月の季節湯は「もも湯」!
古くから親しまれる季節湯ですが、7月は「もも湯に注目。時を遡り江戸時代。中国が原産の果物である桃は「魔よけの力があるといわれ、暑気払いの意味を込めて桃の葉っぱをお湯に入れるようになったとされています。夏の土用といえば「うなぎ」ですが、江戸時代における夏の土用は『桃湯(もも湯)に入る』という習慣がありました。その慣習が今につながっています。
あせも・日焼けが気になったら「もも湯」
暑い日が続きがちな7月は、あせもができてしまったり、日に焼けしてしまったりと肌トラブルが気になることも。そんな悩みを改善してくれるのが「桃の葉」。桃の葉には、タンニンなどの消炎・解熱効果がある成分が含まれており、湿疹や虫刺されをやわらげる効果が期待できます。
「もも湯」の作り方は?
では、具体的にどうすればもも湯を楽しめるのでしょうか。ここでは作り方を紹介していきます。
1.桃の葉を購入
もも湯に必要な「桃の葉」は、大手ECサイトや漢方を扱っている薬局などで購入することができるようです。さらに桃の葉は、お茶として煎じて飲むこともできますので、お茶やハーブを扱っているお店などで取り扱っている場合もあります。
2.もも湯の作り方
ももの湯の作り方は、とてもシンプル。桃の葉30~40枚分を布袋に入れて、15~20分に煮だした後、布袋に入れた桃の葉と煮汁をおふろに入れるだけです。桃の葉を使う枚数は30~40枚ですが、市販のものは細かく刻まれていることが多く、枚数を数えられない場合もあります。そのときはおよそ「ふたつかみ」くらいを目安に煮出しましょう。
3.もも湯の注意点
桃の葉は、細菌・微生物が繁殖しやすくなります。「追いだき」や「保温」の機能は使用せず、使用後はすぐに排水して配管内を掃除することをおすすめします。
- 温まりかたや体感などには個人差があります。
- 体感や体調にあわせて、入浴時間・ふろ設定温度・ふろ湯量を調節して、無理なくお楽しみください。
- ノーリツ製システムバスをご使用のお客さまは下記サイトに記載しております。お手入れ方法をご確認ください。https://www.noritz.co.jp/aftersupport/maintenance/bathroom01.html
参考
ノーリツ: https://noritz-faq.dga.jp/aftersupport/faq_detail.html
わかさ生活: https://www.wakasa.jp/articles/entry/bl_035
ワン・パブリッシング: https://fytte.jp/news/beauty/172127/