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下半身を温めると肩コリや頭痛がラクになる?「頭寒足熱」の意味とおすすめ漢方をチェック!
「頭寒足熱(ずかんそくねつ)」という四字熟語を聞いたことありますか?頭を冷やして、足を温めるという意味ですが、実は肩こり頭痛にも通じるものがあるといわれています。このコラムでは「頭寒足熱」の意味とともに、肩こりや頭痛をやわらげる方法をご紹介します。
頭寒足熱とは?
頭寒足熱とは、漢方医学にも使われる言葉。頭を涼しくして足元を温めるという意味を持ちます。勉強をするときや寝るときに適している温度バランスであり、それぞれ利点があります。
「頭寒」のメリットは?
「頭寒」の状態、つまり頭を冷やすという状態は、健康に良いといわれており、不眠、肩こり、頭痛にも効果があるといわれています。近年は「温まりすぎない枕」といったアイテムが販売されているのも「頭寒」が意識されています。
「足熱」のメリットは?
「足熱」の状態、言い換えると足を温めるという状態は、冷え性を緩和する効果が期待できます。血流の巡りが悪い足先は、温めることで冷えが緩和されていきます。足裏マッサージで足裏がポカポカして気持ちいいと考えるとイメージしやすいかと思います。
頭寒足熱のやり方は?
頭寒足熱の状態をつくるためには、積極的に温めるべきポイントが2か所あります。それが「内くるぶし周辺」と「かかとの中央」です。
とくに内くるぶし周辺には、冷えにとって大切なツボが集中しています。そして、かかとの中央には「失眠(しつみん)」と呼ばれるツボがあり、これはお灸を据えるツボとして有名で、自律神経を整える効果があるといわれています。
この2箇所にカイロを貼ると効率よく身体全体を温めることができます。肌に直接カイロを貼ると熱いので、靴下の上から貼ってじんわりと温めるようにしましょう。今の時期だとエアコンで冷えてしまったという方にもおすすめです。
「足寒」習慣に気をつけて!
足先が冷えやすいという方は、知らないうちに「足寒」を習慣化している可能性があります。例えば、夏の時期であれば靴下をはかないなど足が冷えやすい状態となっている方は要注意です。足寒とならないよう今日からできる温活方法をまとめてみました。
足先だけでなく「お腹まわり」を温める
足先が冷たい人の多くは、お尻や腰まわりも冷たい傾向があります。ひざ掛けをかけたり、毛布を使ったりして積極的にお腹まわりを温めるようにしましょう。
寝るときは靴下より「レッグウォーマー」
汗をかいた靴下をそのまま履き続けると、その汗によって足を冷やしてしまいます。とりわけ寝るときに靴下を履いている人は要注意。足先が開いているレッグウォーマーにすると、足の蒸れが緩和され、質の良い睡眠につながります。
冷え性さんにおすすめの漢方
手足の冷えが気になる方は、「当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)」「加味逍遥散(かみしょうようさん)」の漢方がおすすめです。お腹まわりが冷えてしまうという方は「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」を試してみてください。漢方の専門店に足を運ぶと専門家が処方してくれますので、相談してみるのもおすすめです。
頭を冷やして足を温めるという頭寒足熱の考え方、ぜひ毎日の温活ルーティーンに加えてみてくださいね。
- 記載した内容の効果は、個人差があり、記事の内容を保証するものではありません。
- ご自身の体調にあわせて、無理のない範囲でお楽しみください。
参考
株式会社MTG: https://www.on-and-do.jp/shop/information/tips_005
世田谷自然食品: https://www.shizensyokuhin.jp/archives/articles/172
ワコール: https://www.wacoal.jp/pw/suyasuya/201801/post-9.html
株式会社くすりの窓口: https://www.kusurinomadoguchi.com/column/articles/coldsensitivity-chineseherbalmedicine-pickup/