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知って損なし!入浴中の水分補給におすすめの飲み物で脱水症状の対策に

温かいお湯に浸かって全身をポカポカに温めるおふろは至福の時間。ですが、入浴中の体調不良や、それに伴う事故に注意が必要です。このコラムでは、入浴中は常に気を付けたい「浴室内の熱中症」と、その対策について解説します。
入浴中に気をつけたい浴室内熱中症
入浴中に注意したいことは、浴室内と外の温度差による「ヒートショック」だけではありません。今回ご紹介する「浴室内熱中症」にも注意が必要です。とくに年齢が若い方に比べて神経系が鈍くなりやすい高年齢層は、熱さを感じにくくなるといわれています。そのため、無意識に長湯や高温での入浴となり、知らないうちに熱中症のリスクが高まることがあります。熱中症の症状も自覚しにくいため、本人が気づかないうちに神経障害や意識障害に陥り、その結果、事故を起こしてしまう可能性があるのです。
浴室内熱中症を防ぐには?

こういった入浴中に起こる熱中症のリスクを防ぐには、以下のような対策が効果的とされています。個人差はありますが、意識する・しないでは大きく違いますので、ぜひ参考にしてください。
お湯の温度は41度以下、入浴時間は10分以内を目安
健康的な入浴時間として、湯温で推奨されているのは41度以下、入浴時間は10分以内といわれていますが、高齢者の場合はさらに意識する必要があります。ある研究調査によると、湯温41度では33分、42度では26分で体温が40度になるという研究結果が報告されているとのこと。長時間の入浴は身体に負担をかけてしまいますので、今以上に意識することが必要です。浴室内に給湯器のリモコンがない場合は、湯温計と時計を浴室内に置くなど工夫してみましょう。
入浴する前に、家族にひと声掛ける
何か異常が起こった場合、すぐに家族が気付けるよう、入浴は家族がいる時間帯にしておくと安心です。入浴前に必ずひと声かける習慣を日常的に意識してください。
入浴前後に加えて、入浴中にも水分補給する
入浴前や入浴後に水分補給する人は多いと思いますが、できるだけ入浴中もこまめな水分補給を取り入れるとオススメです。浴室内にもペットボトルなどを持ち込むなど、やりやすい方法でOKです。
水分補給のおすすめは「ミネラル麦茶」

入浴中や入浴前後の水分補給におすすめとされる飲料が、ミネラル麦茶です。というのも、汗を掻くと、汗と一緒にミネラルも失われてしまいます。そのため、水分と一緒にミネラルも補給できるミネラル麦茶は最適というわけです。
また、一般的に入浴する時間帯は夜のパターンが多い傾向にあります。カフェインが含まれる緑茶などを飲んでしまうと、睡眠に悪影響を及ぼしてしまう可能性があるので、入浴する時間帯も意識すると◎。麦茶はノンカフェイン飲料ですので、夜でも安心して飲むことができます。
高齢者だけでなく、健康や美容のために長湯になりがちな方も注意が必要とされる浴室内の熱中症。ミネラル麦茶でこまめに水分補給して、脱水や過度の体温上昇を防ぎ、気持ちよくバスタイムを楽しんでくださいね。
ノーリツが発信する「おふろカレンダー」には、入浴行動による「睡眠の影響」への気づきをサポートしてくれる睡眠機能があります。スッキリとした目覚めを実現するためにも、この機会にぜひコラム「ねむりとくらし」と併せてチェックしてくださいね。
参考
冬こそ入浴時に気をつけよう!「ヒートショック」と「浴室内熱中症」 | アフターサポート|ノーリツ
健康ぷらざバックナンバー【2021年】|国民のみなさまへ|日本医師会 入浴中の事故 ―ヒートショックと入浴熱中症―【健康ぷらざNo.549】