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疲れ、肩コリ、筋肉痛を和らげよう!入浴で期待できる温熱作用とは?
身体を温める、血行を促進させる。こうした健康意識を持って湯船に浸かることは、気軽にできる身近なボディケアのひとつです。健康な身体づくりに欠かせない入浴が、なぜ大切とされるのか。このコラムでは、入浴効果のひとつ「温熱作用」について掘り下げてみたいと思います。
なぜ入浴が身体に良いといわれるのか
生活の中で癒しを与えてくれるおふろ時間。シャワーだけで終わらせず、しっかり湯船に浸かることが推奨されていることには理由があります。それは「温熱作用・水圧作用・浮力作用」があるから。身体に働きかけるメリットが大きいといわれている3つの作用には、浮力作用で身体を支えるために緊張している筋肉や関節がゆるむこと、水圧作用で静脈に圧力がかかり、血行が促進されること、そして温熱作用で身体が温まると同時に自律神経が整えられ、心身がリラックスした状態で疲労回復が期待できること……とさまざまな相乗効果があります。
入浴で得られる温熱作用のメリット4つ
おふろに入って身体を温める「温熱作用」には、大きく分けて4つのメリットがあります。
1.血液の巡りがよくなる
おふろに浸かって身体が温まると、血管が広がって血流がよくなります。血液循環がよくなると酸素や栄養も全身に運ばれ、冷え性や便秘の解消、身体のコリの改善など身体のさまざまな不調改善に効果的です。
2.老廃物の排出を促す
血液の巡りが改善されると、デトックス効果が高まり、身体に溜まっていた老廃物や疲労物質が流れます。水圧の作用も合わさり、足のむくみや疲労の解消にも繋がるでしょう。
3.筋肉や身体のコリが軽減する
肩こりや腰痛などの身体の凝りは、筋肉や関節の緊張で起こります。入浴で身体の芯まで温まると血行がよくなり、凝り固まった筋肉の緊張を和らげます。
4.心身ともにリラックスする
おふろの温度を少しぬるめ35~38度にゆっくりと浸かると、副交感神経が優位に働き、心身が落ち着きます。ストレスの軽減や安眠効果も期待できるでしょう。
入浴の温熱効果は、健康な身体を維持するために大切なことばかり。入浴を習慣にし、不調に負けない心と身体を手に入れてくださいね。
- 温まりかたや体感などには個人差があります。
- 体感や体調にあわせて、入浴時間・ふろ設定温度・ふろ湯量を調節して、無理なくお楽しみください。
参考
意外と知らない"入浴"による健康効果 | 健康情報 | 全薬グループ
入浴によって得られる作用|日本浴用剤工業会 - Japan Bath additive Industry Association -