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脳の集中力が高まる!?おふろタイムで「勉強」するの、あり?なし?
温かい湯で一日の疲れを癒してくれる「おふろ」。ほっとひと息できるこのリラックスタイムが、実は勉強するのに適しているという考えがあります。本当に勉強するのはアリなのか?ナシなのか?このコラムでは、おふろタイムと勉強の関係について解説していきます。
おふろタイムに勉強するのはアリ!
結論からお伝えすると、おふろタイムに勉強するのは「アリ」です。そもそも効率よく勉強するためには、集中力を保つこと、そして学んだことを理解して覚える記憶力が重要とされています。この集中力と記憶力を高めるのに関連してくるのがα波の存在。α波とは脳波の波形のひとつで、気分が落ち着いた時に現れるとされています。寝ているときではなく、目が覚めているときにリラックス状態にあるとα波が出てきます。言い換えると、人はリラックスした状態で勉強すると記憶力が上がる可能性がある、ということです。
おふろはα波が発生しやすい環境
湯船に浸かり、あたたかいお湯に包まれるおふろは、まさに目覚めた状態でリラックスできる空間。身体はもちろん、湯船に浸かって心がほっとする瞬間、少なからずありますよね。この感覚がいわゆる「α波が発生している状態」と呼ばれますが、気持ちよすぎるとα波からθ(シータ)波に変わり眠くなります。つまり、α波を上手にキープしたまま勉強することが、集中力を高めやすいベストな状態というわけです。
おふろタイムにおすすめの勉強は?
おふろタイムにおすすめの勉強は、暗記系です。浴室という狭い空間は、何かを覚えたり考えたりすることに向いているといわれています。α波が発生して集中力や記憶力が高まっている入浴タイムは、英単語や公式を声に出してみると◎。「勉強しよう!」とがんばりすぎず、のんびり湯船に浸かりながらリラックスした状態で勉強するのがおすすめです。
さらに集中力を高めたいときは?
より集中力を高めたい方は、小皿に入れたアロマオイルを浴室内に置いて香りを楽しむのも◎。湿度が高い浴室は、アロマオイルや入浴剤の香りが湯煙によってほどよく広がり、心地よいアロマ空間を演出してくれます。好きな香りに触れることは、自然にリラックスモードになれる方法のひとつ。どのアロマを使えばいいか迷われるという方は、爽やかな香りでリフレッシュできるレモンやスイートオレンジなど柑橘系を選ぶと勉強も捗るでしょう。ほかにもペパーミントやローズマリーなどハーブ系のアロマオイルもおすすめ。頭をスッキリさせてくれます。
やる気をもって勉強することは大切ですが、根詰めすぎず、リラックスすることも必要です。デスクに向かって黙々と勉強するのがちょっとヤダなと感じたら、ぜひおふろタイムを利用してはいかがでしょうか。
- 温まりかたや体感などには個人差があります。
- 体感や体調にあわせて、入浴時間・ふろ設定温度・ふろ湯量を調節して、無理なくお楽しみください。