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4月は桜の季節!春の香りで気分を盛り上げる「桜湯」って?
桜が咲く4月は、春の訪れを感じられる季節。そんな4月を体現する旬の季節湯は、桜の樹皮を使った「桜湯」です。桜の花びらを浮かべれば、色合いも鮮やかで風情のある楽しいバスタイムが期待できる桜湯について、このコラムでは桜湯に期待できる効果効能や作り方を解説します。記事の最後には飲み物としての「桜湯」に関する豆知識もお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。
4月の季節湯の「桜湯」とは?
4月といえば、日本の春の象徴である桜が満開になる季節です。この時期に楽しむことができる「桜湯」は、桜の樹皮を用いたおふろ。桜の樹皮を煮出して作ることで、ほのかな桜の香りと効能から春の訪れを感じさせてくれます。
桜湯の効果効能は?
桜湯は、桜の樹皮から得られる効果が期待できます。打ち身に効くといわれており、消炎効果や湿疹などにも良いとされています。また、桜の花びらを浮かべることで、香りをゆっくりと堪能でき、リラックス効果にも繋がりやすくなります。最近は桜の枝を売っている花屋さんもあり、花を観賞した後におふろに入れることで、風情を感じる方もいるのだとか。桜が手に入らなくても、春は桜の成分が入った入浴剤が市販されているので、手軽に桜湯を楽しめます。
桜湯の作り方
桜湯の作り方はシンプルで簡単です。まず、桜の樹皮をはぎ取り、天日干しにして乾燥させます。乾いた樹皮を細かく刻み、サラシやガーゼで作った布袋に入れましょう。この布袋を水と一緒に鍋に入れ、沸騰させた後、弱火で20分ほど煮出します。煮出した樹皮の煮汁と布袋をおふろに入れ、よくかき混ぜてから入浴してください。桜の花びらを湯船に浮かべれば、見た目も美しく、春を体感できるでしょう。なお、桜の樹皮や花びらを入れたおふろは細菌、微生物が繁殖しやすくなります。桜湯を楽しむときは「追いだき」「保温」を控えてください。使用後はすぐに排水し追いだき配管内を洗浄するようにしましょう。
「桜湯」とは?江戸時代に縁起が悪いとされていた理由
飲み物としての「桜湯」は、桜の花びらを梅酢と塩で漬けたものをお湯で戻したものです。結納などの慶事に供されることが多く、その美しさや湯の中で花が開く様子が「おめでたい」とされています。
ところが江戸時代の初期、桜は縁起が悪いとされていました。その主な理由は、桜の花が散る際に急激に色褪せることにあります。この現象は「桜ざめ」と呼ばれ、人々はこれを情熱や興味が冷めることに結びつけていました。そのため、桜の季節に結婚式を避けるという風習が存在していたほどです。なお関西では、桜湯の代わりに「喜び」を表す昆布茶を出すことが多いようです。
可愛らしいピンクが印象的な4月の桜湯。ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
- 温まりかたや体感などには個人差があります。
- 体感や体調にあわせて、入浴時間・ふろ設定温度・ふろ湯量を調節して、無理なくお楽しみください。
- ノーリツ製システムバスをご使用のお客さまは下記サイトに記載しております。お手入れ方法をご確認ください。
https://www.noritz.co.jp/aftersupport/maintenance/bathroom01.html
参考
健康習慣|桜の季節に入りたい薬湯「桜湯」を作ろう | 世田谷自然食品