身体の健康と心の安定に!全身の骨組みを支える「仙骨」の温めケアとは?

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腰痛や肩こりとも深く関係するといわれている仙骨。骨盤の中央にある骨であり、背骨の一番下を支えている仙骨は「全身の要」ともいわれるほど大切なパーツのひとつです。この仙骨について、役割やメリット、おふろで温める方法をご紹介します。

「仙骨」の役割とは?

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上半身と下半身を繋ぐ骨盤。なかでも骨盤の中央に位置する手のひらサイズの骨である「仙骨」は、背骨の一番下を支える特に重要な部分です。仙骨のまわりには大きな筋肉や靭帯があり、身体を動かすことにおいて要となります。

自律神経は背骨を通って全身をめぐるといいますが、この仙骨からは自律神経の一種である「副交感神経」の束が下腹部に向かって伸びているそうです。自律神経を身体の外側から刺激できるのは首の後ろと仙骨の2カ所のみ。自律神経を整えて身体の緊張を緩めたり、身体を機能的に動かしたりするという点でも、仙骨をケアすることは多くのメリットがあります。

仙骨を温めるメリットは?

仙骨を温めると多くのメリットが期待できます。もちろんその日の体調状態や個人差があるため100%効果が出るわけではありませんが、例えば以下のような効果が挙げられます。

  • 骨盤内の血流が良くなり、内臓の働きが活性化されやすくなる
  • 胃腸がよく動き、必要な栄養を吸収しやすくなる
  • お通じが良くなり便秘解消に繋がりやすくなる

さらにリラックス時に働く副交感神経にアプローチできるため、血圧が安定しやすくなる、睡眠の質が向上する確率が高まる、心の安定につながりやすくなるといった効果も期待できます。他にも、仙骨には「八髎穴(はちりょうけつ)」というツボがあり、この部分を刺激すると腰痛予防や冷え性改善、生理痛緩和なども期待できます。

おふろで仙骨を温める方法

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仙骨周辺は筋肉や脂肪が少なく、骨に熱が伝わりやすい部分です。そのため、おふろ時間を有効に使えば効率的に仙骨を温め、さまざまな不調をやわらげることにつながります。ここではシャワーを使ってピンポイントで仙骨を温めるコツをお伝えします。仙骨を温めポイントは以下の2つです。

  • お湯の温度は体温より少し高めの40℃くらい
  • シャワーの水圧を使って30秒ほどお湯をあてる

仙骨が温められると同時にシャワーの水圧でほどよくマッサージされると、血流が促進されて副交感神経が優位になります。寝る前のおふろ時間に仙骨をケアすれば安眠効果も高められる可能性があるということになります。

仙骨を温めるとさまざまなメリットがあります。おふろ時間を使えば簡単に温活ケアができますので、ぜひ試してください。全身が冷えやすい冬場は仙骨の温活ケアで身体を芯から温めてくださいね。

  • 温まりかたや体感などには個人差があります。
  • 体感や体調にあわせて、入浴時間・ふろ設定温度・ふろ湯量を調節して、無理なくお楽しみください。

参考

「さらば腰痛!」シャワーやお風呂で改善する5つの方法と注意点 | 腰痛メディア|zen placeが発信する痛みの情報サイト

仙骨を温める効果

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