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鼻詰まりの息苦しさを和らげてくれる!おふろの湯気がもつ効果とは?
くしゃみや鼻詰まりによる息苦しさを感じやすい花粉の季節。そんな症状にお困りの方におすすめしたいのが、おふろの「湯気」を利用した花粉症対策です。このコラムでは、おふろの湯気が持つ花粉症緩和効果について紹介しますので、花粉の症状に辛さを感じる人は、ぜひ試してみてくださいね。
おふろの湯気が花粉症の症状を和らげる?
花粉が飛ぶ時期の入浴は、シャワーだけでなくしっかり湯船に浸かることがおすすめです。というのも、湯船で身体を温めながらおふろの湯気を意識的に吸い込むことで、鼻の内側に湿り気が出て花粉を外へ出しやすい状態にしてくれることが理由にあります。日本では湯気による症状緩和というのはあまり馴染みがないかもしれませんが、フランスやドイツをはじめとしたヨーロッパ諸国では民間療法のひとつとしてよく使われるそうです。
また、湯気の効果だけでなく、おふろ自体の温熱作用も鼻詰まりの症状緩和に役立つと考えられています。もともと鼻詰まりは、鼻の奥の粘膜が腫れてしまうことが原因のひとつ。そしてこの腫れは、粘膜の下にある毛細血管内の血液が滞ることにより引き起こるとされています。おふろの温熱作用によって血行を促すことで、腫れが一時的に引いてくる……これが鼻詰まりの症状を和らげる理由です。さらに花粉症の原因には、疲れやストレスも考えられます。おふろに浸かるというリラックス効果も、症状緩和に一役買ってくれるというわけです。
湯船に浸かるのが難しい方は、湯気を吸い込むだけでも症状が和らぎますので、ボウルにお湯を入れてその湯気を顔に当ててみてください。いわゆる「フェイシャルスチーム」もおすすめです。ボウルの中にペパーミントやユーカリなど香りの良いハーブを入れると気持ちも落ち着きます。ただし、あまり顔を近づけすぎるとやけどに繋がったり、肌を刺激する場合もあるので注意してください。
花粉症対策でおふろに入る際の注意点
鼻詰まりなど花粉の症状を和らげることを目的におふろに入る場合は、湯船の温度を熱くしすぎないようにしましょう。湯温が42℃以上の場合、アレルギー症状を悪化させるといわれている「ヒスタミン」が身体の中に生まれやすくなります。花粉症対策で入浴するなら、40℃くらいのぬるま湯に10〜15分ほどゆっくり浸かるのが◎。身体もリラックスモードになり、疲れがほぐれやすくなります。
ノーリツのおふろカレンダーでは、花粉症にお悩みの方への入浴方法を2〜4月の期間限定で配信中。【気象モード】の悩み項目で「【花粉症】鼻づまり、目のかゆみ」を選択するだけで医師がすすめる入浴法が閲覧できます。
毎年悩まされる方も多い花粉症の症状。今シーズンはおふろを上手に活用して、鼻詰まりなどの症状を和らげてくださいね。
- おふろのあたたまりかたや体感などには個人差があります。
- 体感や体調にあわせて、入浴時間・ふろ設定温度・ふろ湯量を調節して、無理なくお楽しみください。
参考
花粉症対策に"入浴"が効果的ってホント? ~お風呂や温泉を使った花粉症対策とは? - 湯楽の里・喜楽里 <総合案内サイト>