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代謝が落ちているサインは?基礎代謝が高い人の特徴と温活習慣

年齢を重ねるにつれ、やせにくくなった、身体がだるいなど、心身ともに影響が出てくるものですが、ポジティブに考えることが何よりも大事。だからこそ、普段から温活を取り入れることは健康な身体作りはもちろん、健康寿命を伸ばすことにもつながります。このコラムでは、基礎代謝が高い人の特徴をお伝えするとともに、代謝を上げるために取り入れたい温活習慣をお届けします。
「基礎代謝が高い」とは?

基礎代謝とは、呼吸や体温調整など、寝ている間でも無意識に行っている生命活動に必要なエネルギー消費のこと。そして「基礎代謝が高い」とは、カロリーを消費しやすい状態を意味し、一般的に、筋肉量が多く体温が高いと代謝がよい傾向となり、太りにくいと認識されています。さらに基礎代謝が高いと、自律神経が整いやすくなるため、心身の不調を予防してくれる効果も期待できます。
反対に「基礎代謝が低い」とは、カロリーを消費しにくいこと。身体に取り入れた栄養素がエネルギーとして使われず、余って脂肪に変わり、身体に蓄積されてしまう状態を指します。原因はさまざまですが、加齢や不規則な生活、過度な食事制限などが挙げられ、これらの要因から冷え・肌荒れ・便秘・疲れやすくなるなど心身に影響を与えると考えられています。
温活習慣で代謝を上げよう

代謝を上げるためには、冒頭でもお伝えした温活を実践するのが一番の近道。普段の生活に無理なく取り入れることができる4つの温活習慣をご紹介します。
1.適度な運動を心がける
日常的な運動を取り入れるなら、ウォーキング・ランニングなど有酸素運動がおすすめ。10分以上運動を続けると脂肪を燃焼する効果が高まります。また、筋トレやヨガも効果的。身体の筋肉の約70%は下半身に集中しているので、ふくらはぎ・太もも・お尻などを鍛えれば筋肉量が増え、基礎代謝も上がります。
2.食生活を見直す
冷えが気になる方は、身体を温める食材を意識して食べるようにしましょう。にんじんや蓮根、ごぼうなどの根菜類、生姜やシナモンなどの香辛料を使った料理は、身体の内側から温めてくれます。また、身体の筋肉を作るタンパク質を含む肉や魚、大豆製品なども積極的に食べると温活との相乗効果が期待できます。
3.水分補給をする
あくまでも目安ですが、1日に体重1㎏あたり30mlを目安に水分をとることで、血の巡りがよくなり、内臓の動きを活発にすることが期待できます。とくに入浴の前後は意識的に水分補給を行ってください。
4.シャワーより湯船派になる
本格的な夏シーズンがやってくるとシャワーのみにされがち。そんな時こそ、湯船にゆっくり浸かり、血行促進につなげてください。継続することで基礎代謝の向上も期待できます。暑さが気になる場合は、38〜40℃くらいのぬるめの湯に浸かってみましょう。

基礎代謝が上がると脂肪がつきにくくる、肩や腰のコリがラクになるなど良いことがたくさん。「運動した」「湯船に浸かった」からといって、すぐに効果が出るものではありませんが、毎日の温活習慣として続けていくことが代謝アップにつながります。健康な身体を目指して、ぜひ取り入れてみてください。
- 温まりかたや体感などには個人差があります。
- 体感や体調にあわせて、入浴時間・ふろ設定温度・ふろ湯量を調節して、無理なくお楽しみください。