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1日の疲れを癒して安眠へ!副交感神経を優位にする入浴方法
ぐっすり眠れた日の翌朝は目覚めもよく、家事や仕事など集中してこなせるもの。気持ちよく1日が過ごせるかどうか「睡眠の質」は私たちの日常生活に大きく影響することを実感している方も多いのではないでしょうか。1日の疲れをしっかり取りたい方にぜひ試していただきたい、副交感神経を活発にして安眠効果を高める入浴方法をご紹介します。
安眠のポイントは「体温低下」
私たちにとって理想の睡眠は、就寝してスムーズに深い眠りへと入っていくこと。そして夜中に目覚めることなく朝を迎えることです。ですが、現実は布団に入ったもののなかなか寝付けず、日中も眠気が襲ってくる……という方も少なくありません。このような状況に悩まされる理由のひとつとして「交感神経系が優位になる」ということが考えられます。本来であれば副交感神経の働きでリラックス状態になるはずが、交感神経が優位になり、身体や頭が休息モードに入らない状態である可能性があります。
そもそも私たちの身体は、活動的に動く日中は深部温度を高く保ち、夜になると手足から熱を逃がして徐々に深部温度を下げていくという機能が備わっています。そして入眠前になると体温が急速に低下して眠気を引き起こす……という流れがスムーズな入眠。身体がしっかり温まっている状態から入眠時に体温が低下して自然に寝付く。これが安眠・快眠のポイントになります。
安眠へ導くおすすめ入浴方法
安眠するためには、しっかり身体が温まっている状態から体温が低下させて入眠することが大事と前述しましたが、冷え性や低体温の方はこの体温コントロールが上手くできない場合があります。そこで試していただきたいのが「入浴」。入眠前に体温を一時的に上げることができるおふろは、副交感神経を優位にするために有効です。ここでは安眠にオススメしたい入浴のポイントをまとめてみました。
おふろの湯温は上げすぎない
体温を上げるためには湯船の温度も高い方がいいのでは?と思うところですが、入浴でオススメの湯温は38~40℃のぬるめ設定。入浴時間も10~20分を目安に浸かるのがベストで、長風呂が良いというわけではありません。少しぬるめの湯船に浸かると心身がリラックスモードになり、副交感神経が優位になります。精神的にも安らぎ、1日の疲れを癒して落ち着いた気分になればOK。スムーズな入眠につながる可能性が期待できます。ちなみに、42℃以上の湯船に浸かると副交感神経ではなく「交感神経」の緊張を促して興奮状態となり逆効果に。就寝前の入浴には適さないので注意してください。
湯船にゆったり浸かる
湯船の中では浮力の作用により、身体を支えるために緊張していた筋肉がほぐれやすくなります。また全身の血行がよくなるため、1日がんばってパンパンになった足のむくみや疲れも癒してくれます。疲れの回復は心の落ち着きにもつながりますので、湯船に浸かって落ち着いたらとことんリラックスしましょう。ノーリツが配信しているおふろワクワークアウト「ねむれっち」では、全身をほぐすエクササイズを動画で公開中。就寝前の5分間で柔軟性がアップしますので、ぜひ試してみてください。
▼おふろワクワークアウト「ねむれっち」
https://ofuro-time.noritz.co.jp/wakuwork/index.html
副交感神経を優位にしてスムーズな安眠を目指すためには、夜ゆっくりおふろに入ることが大事。おふろで温まった身体から少しずつ体温が低下させながら自然に眠気を誘い、熟睡してください。身体と心をほぐしてリラックスモードに切り替えていく安眠は、次の日の活力につながります。
- 温まりかたや体感などには個人差があります。
- 体感や体調にあわせて、入浴時間・ふろ設定温度・ふろ湯量を調節して、無理なくお楽しみください。
参考
ファイテンライフテクノロジー: https://www.phiten-lifetec.com/column/bath-sleep.html