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「夏バテ解消=おふろに入る」がイイってほんと?
猛暑が続くと悩ましいのが夏バテ。いろいろな対策がありますが、夏こそ「おふろ」に入ることが夏バテ解消につながる可能性を秘めていることをご存知でしょうか。このコラムでは、夏バテケアができるおふろの入り方、逆に疲労を溜め込みやすいおふろの入り方をそれぞれご紹介。夏場はシャワーだけという方、この機会におふろに浸かる習慣を取り入れてみてくださいね。
夏は自律神経が乱れやすい!
夏バテになる要因のひとつに、自律神経の乱れがあります。人間は活動期に優位になる交感神経と、リラックス時に優位になる副交感神経があり、2つがうまく切り替わることで健康な状態を保っています。
しかし、夏の暑さやエアコンによる室内と室外の温度差、強い紫外線などの要因によって乱れやすくなるのが自律神経の特徴。この乱れが継続すると、夜になっても副交感神経が優位にならず、疲れが続いてしまい、いわゆる「夏バテ」の症状が起こりやすくなります。乱れた自律神経をいかに整え、疲れを回復させるかが夏バテ対策の課題ということですね。
夏バテ予防に期待できる入浴法
自律神経を整える方法のひとつに、おふろに浸かることが挙げられます。ぬるめのおふろに浸かると副交感神経が優位になり、リラックス状態に入ります。これがスムーズな入眠を導く大事なポイント。さらにおふろの温熱効果で全身の血流がよくなり、老廃物が排出されやすくなることで疲労回復にも期待ができます。
夏バテ予防におすすめのおふろの入り方について紹介していきますので、疲れが溜まっていると感じている方は意識してみてくださいね。
おふろタイムは就寝の1〜2時間前
おふろに入るタイミングは。就寝時間の1〜2時間くらい前が目安。ゆっくりと深部体温が下がり、スムーズな入眠に繋がります。
38℃を目安に、20〜30分のゆっくり入浴
疲れが溜まりやすい夏の時期は、副交感神経を優位にすることが大切。38℃くらいの湯温で、20〜30分のゆっくり入浴にチャレンジしてみましょう。この入り方は身体に負荷をかけず、身体をじんわり温めてくれます。エアコンや冷たい飲み物で冷えがちな内臓も温めてくれますよ。
半身浴もおすすめ
全身浴もおすすめですが、暑い日に全身浴は入りにくいと感じたら半身浴で身体を温めるのがおすすめです。上半身に負荷をかけることなく下半身を温めることができる上、温まった下半身の血液が全身を巡るので、結果的に全身を温め疲れの回復にも期待できます。
疲労感が溜まりやすい入り方
夏バテ予防におすすめの入浴ですが、42℃以上の熱いおふろは、交感神経を優位にしやすく、逆に疲れを溜めやすくなるので注意が必要です。さらにリラックスできるから……と長く浸かるのもNG。汗をかきやすい夏場は脱水症状になりやすい季節です。半身浴だったとしても20〜30分が最長。暑いと感じたらムリせずおふろから出て水分補給しましょう。
疲れを溜めがちな夏こそ、おふろで上手にケアして乗り切りたいものです。夏場はシャワーだけという方、夏バテ対策としておふろに浸かることを習慣にしてみてくださいね。
- おふろのあたたまりかたや体感などには個人差があります。
- 体感や体調にあわせて、入浴時間・ふろ設定温度・ふろ湯量を調節して、無理なくお楽しみください。
参考
ノーリツ: https://www.noritz.co.jp/aftersupport/careful/summer_kyuto.html
大正製薬: https://brand.taisho.co.jp/contents/tsukare/detail_73.html