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「暑がりさん」「寒がりさん」タイプ別でみる体感温度のコントロール
暑がりのパートナーは冷房の設定温度を下げようとするけど、自分はすごく寒いのでイヤ……。同じ部屋で過ごすとよくある話ですが、できることなら、同じ部屋で快適に過ごせるのがベストです。このコラムでは、「暑がりさん」「寒がりさん」それぞれのタイプでみる体感温度のコントロール方法をお届けします。
エアコン「あるある」問題とは?
自宅でエアコンを使用するとき、どうしても発生してしまうのが体感温度の違い。エアコンの温度ひとつで「暑い」「寒い」と、人それぞれ感じ方が違うことから、同じ部屋で過ごすと口論に発展してしまうケースもあるとされています。
体感温度の指標「PMV」を知っておこう
体感温度と一言にしても、なかなか伝わりにくいもの。そこで注目したいのが、「PMV(Predicted Mean Vote)」と呼ばれる快適性評価です。温度・湿度・放射・気流といった外的な要素と、活動量・着衣量といった人間側の要素で算出され、人が感じる暑さ、寒さがどれくらい快適かを示す指標であり、このPMVを考慮しながら体感温度をコントロールする方法を考えることが可能です。
「暑がりさん」「寒がりさん」が同じ部屋で過ごす方法4つ
エアコンを使っている部屋で快適に過ごすためにはどうすればいいのか。それぞれが体感温度をコントロールするためにできることについて、今日からできる体感温度の調整方法をご紹介します。
クールビズを採用する
着衣量のコントロールという視点で考えるなら、着る服の量をコントロールする「クールビズ」に着目。上着を脱ぎ、ネクタイをはずすことで体感温度を下げる効果が期待できます。
機能性素材をファッションに取り入れる
近年は、速乾性やUVカット効果など、機能性を取り入れた服が登場しています。体感温度のコントロールであれば、着用時にひんやりした接触冷感素材や吸汗速乾性のある生地を使った衣類を選ぶのがおすすめ。Tシャツからインナーまで幅広く登場しています。
家電製品を上手に利用する
エアコンをはじめ、サーキュレーターや扇風機など、家電製品の風向きを変えたり併用したりすることで空気の流れを調整し、体感温度をコントロールすることが可能です。エアコンの風向きを変えたり、座る場所を変えるなどエアコンの風が直接当たらないよう工夫してみてください。最近は、サーキュレーターを使って風を循環させるなど有効活用する方法も認知されています。温度を下げることだけに執着せず、風量を上げて部屋の空気を冷やすと電気代の節約にもつながるのでおすすめです。
シャワーや入浴をする
暑くて汗だくになってしまった状態から抜け出したいなら、シャワーや入浴も◎。体温より少し低い33〜34°くらいの湯船に浸かる、シャワーを浴びることで、自分の体温レベルを元に戻す効果が期待できます。ベタベタの汗もスッキリ、体感温度も落ち着くので猛暑の日にぴったりです。
エアコンが効いた部屋で過ごすという日常的なシーンですが、そこで感じる体感温度は人それぞれ違います。自分に合った体感温度の調整を取り入れて、同じ部屋で皆が快適に過ごせることに目を向けてみてください。
- 温まりかたや体感などには個人差があります。
- 体感や体調にあわせて、入浴時間・ふろ設定温度・ふろ湯量を調節して、無理なくお楽しみください。