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4月26日は「良い(4)フロ(26)の日」!入浴で得られる、うれしい作用とは?
毎日の疲れをじんわり癒してくれる「おふろ」にちなんだ記念日に、4月26日の「良いフロの日」があることをご存知でしょうか。大ヒット映画「テルマエ・ロマエII」の公開を記念し、その人気ぶりと「良い(4)フロ(26)の日」の語呂合わせにちなんで日本記念日協会が認定したものです。いつも当たり前のように入るおふろですが、その歴史やおふろ効果で得られる嬉しい作用についてご紹介していきます。
おふろの文化はいつから?
おふろの始まりは6世紀頃とされ、仏教伝来とともに日本に伝わってきたと言われています。そもそも仏教では、「身体を洗うこと=大切なお勤めの一つ」と考えられていました。そんな歴史から始まったおふろは、奈良時代になると寺院を訪れる一般庶民にも解放され、「入浴する」という習慣が根付いていきます。この頃はお湯に浸かるというより、蒸気で汚れを浮かせて洗い流す蒸し風呂が主流だったそうです。
さらに江戸時代、入浴の習慣や楽しさが浸透し、「銭湯」が広がります。「五右衛門風呂」が登場したのもこの時代。その後、明治〜大正時代にかけて木造の洗い場や浴槽がタイル張りに変化したほか、水道設備が整うなど、現代のようなおふろスタイルに進化していくのです。
昭和初期にかけておふろに入るという習慣は一般化したものの、内風呂を持つのは贅沢で、裕福な家庭に限られていました。現在のような内風呂が普及したのは、高度経済成長期を迎えた頃と、つい最近なんです。浴槽付きの団地が増え、徐々に「内風呂がある家」が一般化していきます。
おふろに入ることで得られる嬉しい作用
入浴の歴史を振り返ると昔から人々の癒やしや楽しみのひとつだったようですが、実際におふろに入ることで得られる効能効果もあります。ここでは、入浴によって得られる「3つの作用」をまとめてみました。
温熱作用
41℃以下の温かい湯船に浸かると、皮膚の毛細血管が広がり、血行がよくなる温熱作用がまず期待できます。「巡り」が促されることで体内の老廃物が流れやすくなり、疲れやむくみの対策にもつながるでしょう。また、39℃くらいのぬるま湯に浸かれば副交感神経が優位に働き、自律神経を整え安眠につながります。おふろを出てから約1時間後、少しずつ体温が下がり始め、眠りやすくなると言われていますので、就寝の1時間前におふろから上がるよう意識してみましょう。
水圧作用
入浴すると水圧作用で全身に軽い圧が加わり、この作用だけでも血行を促進させる効果が期待できるといわれています。身体のむくみを感じやすい人は、この水圧作用を利用した全身浴がおすすめです。
浮力作用
人間の身体は、水の中に入ると通常の体重が約1/9になります。重力から解放され、筋肉や関節の負担が減り、身体全体の緊張がほどけるのでリラックス感を感じやすくなります。肩までゆっくり浸かり、浮力作用を感じながら大きく深呼吸してみましょう。
おふろに浸かって、損なし!
リラックス効果だけでなく、さまざまな作用から身体に良い影響を与えてくれる入浴。「温熱作用」「水圧作用」「浮力作用」おふろに浸かることで得られる3つの作用を上手に利用して、日々の疲れを癒やしてくださいね。
- おふろのあたたまりかたや体感などには個人差があります。
- 体感や体調にあわせて、入浴時間・ふろ設定温度・ふろ湯量を調節して、無理なくお楽しみください。
参考
日本香堂: https://www.nipponkodo.co.jp/iyashi/bathtime/
AERA dot.: https://dot.asahi.com/tenkijp/suppl/2017042600059.html
リクシル: https://www.lixil.com/jp/stories/stories_08/
アース製薬: https://www.earth.jp/ofuro/tips/002/index.html
日清製粉 -ウェルナビ: https://www.nisshin.com/welnavi/magazine/detail/index_19.html
東宝: https://www.toho.co.jp/movie/news/1404/11thermae2_sb.html